こんにちは。
とあるメーカーで海外営業に関わって20年超の神高(かんだか)です。
このカテゴリーでは、簿記の基礎についてお伝えします。
具体的には、「メーカーや商社などで働くあらゆる人」に役立つ以下の内容にしました。
- 日商簿記3級
- 日商簿記2級のうち、CVP 分析の実際
なぜ、これらの知識が有用なのか、二つの理由をお話します。
簿記3級の範囲と CVP 分析で会社の仕組みが理解できるから|理由①
簿記3級の範囲と CVP 分析で会社の仕組みが理解できるから。
これが一つ目の理由です。
- 安く仕入れて、いろいろと手をかけて(付加価値をつけて)高く売る。
- 損益分岐点(いくら以上売れば、利益が残るか)をザックリ見通す。
このビジネスの原則は、日商簿記3級の範囲と CVP の基礎だけで理解できます。
そして、簿記3級の仕上げは貸借対照表( B/S、バランスシート)と損益計算書( P/L)の作成ですから、企業の成績表の見方もわかります。
たとえば、社内で行われている以下のような取引。
- 社内のオンラインシステムで、資材を買ったら「買掛金」残高も増えた。
- 年度末に在庫の数を数えて、帳面につける棚卸(たなおろし)がある。
- 貿易実務の資料を買ったら財務部門が「図書新聞費」で経費にしてくれた。
日々の仕事で出くわすレベルの内容ではないですか?
経理部、財務部などに所属しておれば日常ですし、そうでなくとも会社の同僚から見聞きする事柄でしょう。
簿記3級を学習することで、これらすべての処理方法とその背景を理解できるようになります。
簿記3級は難しい、いや難しすぎる、という職場の後輩がいました。
でも、ふだんの仕事とリンクしていることを伝えたら、興味を持ってくれたようです。
簿記3級で会計の基礎を学べば、確定申告(青色申告)を一人でできるから|理由②
簿記3級で会計の基礎を学べば、確定申告(青色申告)を一人でできる。
ぼくがあなたに簿記3級の取得をオススメする「本当の理由」はこれです。
会社の仕組みがわかったところで、職場はなかなか報いてくれません。
資格手当なんて制度があっても、大した金額ではないでしょう。
きれいごとじゃなくて、ね。
いざとなったら、だれも(当然、会社も)守ってくれないんですから。
「自分のがんばりには、自分で報いてあげる」しかないのです。
一人で確定申告、特に青色申告ができるようになれば、人生が変わります
一人で確定申告、特に青色申告ができるようになれば、人生が変わります。
なぜなら、副業、あるいは定年退職後の選択肢が一気に広がるからです。
税理士に頼ることなく、個人事業主として納税し、経費も認められる。
そのステージに上がるには、「日商簿記3級」レベルの知識があれば十分なんですよ。
あとは何らかの「クラウド会計」を組み合わせるだけ。
何かと不安な時代が続きますけれど、簿記3級は大きな武器(いや、防具かな?)となってくれます。
あなたにも、日商簿記3級にチャレンジして欲しい
だから、ぜひとも簿記3級にチャレンジしてください。
無料でもらえる簿記3級の教材(参考書、問題集、動画のセット)もブログ内で紹介しています。
え? あやしい?
……いや、あやしくないですよ(笑)
無料でもらえる理由は、こちらの記事をごらんください。
ごくたまにいるんですよ。
簿記・会計の才能が社会人になって開花する人間が。
ぼくの知り合いにも、もともと工学部卒のエンジニアだったのに、日商簿記3級へのチャレンジがきっかけで公認会計士資格まで取った人がいるんです。
勉強を始めて、すぐに簿記のしくみの「美しさ」に目覚めちゃったんですって
しばらく東京の監査法人で働いていたものの、今は家庭の事情で奥さんの実家に近い、地方都市の中堅企業で若き経理部長として手腕を発揮しています。
ぼくはそこまでの才能がなかったですけど、あなたには眠っているかも知れない。
三日坊主、OK!( by 松岡修造)
何事も、やってみないと、わかりませんよ。