新ブログ:TOEIC-630.NET とは?

TOEICなんて無駄?仕事で英語を使わなかったとしても意味ない、なんてことはない3つの理由

こんにちは。

とあるメーカーで海外営業や貿易実務に関わって20年超の神高(かんだか)です。

TOEIC なんて無駄、意味ない、なんて思っていませんか?

ある面、正解ではあるのですが、とはいえ、多くのビジネスパーソンにとって、TOEICやTOEIC IP(オンライン版) が意味なし、なんてことはありません。

いや、よくわかるんですよ。

自分の奥深いところにある、勉強したくない気持ちから、

「結局、TOEIC で使われている英語なんて、仕事の場では役に立たないし……」

なんて心の中で変換してしまうのも。

「酸っぱいぶどう」の寓話みたいなもので、ぼくも常にはまっているワナです。

でも、毎回、「あれは酸っぱいから……」とスルーしていたら、何もストーリーは進展しませんし、自分に変化を起こすこともできません。

とりあえず、流れてきた桃は拾ったらいいし、ポチが吠えたら穴を掘ってみたらいいんです。

ということで、今回は「本当に仕事に役立つのか?」と疑問に持っているビジネスパーソンの方に、TOEICが仕事上で無駄ではない、3つの理由についてお話しします。

1. コミュニケーション能力の向上|実際、TOEIC の英語はよく通じる

まず第一に、TOEICの勉強は英語コミュニケーション能力の向上に直結する、ということです。

実際、普段、仕事で英語をあまり使わない人が TOEIC の試験やテキストに使われていた英語や表現を仕事で使ってみると、よく通じることに驚くはず。

TOEIC は、英単語にしても文法、表現にしても、仕事で閊えるちょうどよいところは全部押さえている印象です。

だから、覚えても使う場面がないんじゃないか、と不安に思う必要はありません。

ビジネスシーンでは、英語でのコミュニケーションが不可欠な場面が増えています。

製造業でいえば、営業や購買だけでなく、設計や品質管理、アフターサービス、あるいは管理部門でも英語力が求められる場面は増えています。

別に国際的なプロジェクトや本格的な交渉をする、というわけでもなくて、たとえば

設計部門:図面を改定した理由を客先に説明する

とか

品質管理部門:クレーム対応や検査結果の説明や案内する

とか、あるいは

管理部門:海外法人の現地採用者を本社で研修する

とか、そういった意味で。

TOEICのリスニング、リーディングで、日常的なビジネス用語や表現を学ぶことができる点は、経験者や職場の先輩たちが、後輩や若い同僚にもっと伝えていってもよいことだと思いますけどね。

2. 職場での信頼性の構築|あの人は英語ができる、というキャラになれば……

次に、高いTOEICスコアは職場での信頼性を構築するのに役立つ、という点です。

いまさら強調するまでもないですが、英語がビジネスの共通言語となっている現代において、英語能力はあなたの専門性や職業的な能力を示す一つの指標になります。

別に、通訳や翻訳を職業にするほど、高度なスキルを求める必要はありません。

現場にいる感覚的としては TOEIC Reading & Listening なら 600点かもう少し上であれば十分。

今のあなたの仕事に、そのレベルの英語を組み合わせるわけです。

先ほどの例でいえば、設計部門で「あの人は英語ができる、少なくとも苦にはしていないようだ」と評判が徐々に広がるとします。

そうすると、海外の展示会であるとか、外国の顧客への仕様の説明とか、ときに必要となる場面で白羽の矢が立つようになるでしょう。

さらに、職場の上司や他の部署に、「英語を使う仕事だけれど、この件は彼/彼女に任せておけば、何とかうまく対応してくれるだろう」という印象を持ってもらえば、チャンスはいくらでも回ってきます。

最終的には、海外との交渉やプレゼンテーションで英語を使えるところまで行きたい。

そうすれば、社畜の真逆、会社にとってどうしても残ってほしい人材となることにもつながるでしょう。

3. キャリアアップへの道|英語だけじゃないけれど、やっぱりあるに越したことはない

最後に、TOEICのスコアはキャリアアップへの重要なステップとなることがある、ということです。

仕事で英語が使える、実際に使っていた、というのは大きな武器です。

大企業では、管理職への昇進や海外赴任の際に一定のTOEICスコアを要求することがあります。

また、そこまでではない中小企業でも、人事部が適性や能力を判断するうえでいまだに TOEIC は重要な指標とみています。

だって、それくらいしかないんですから、わかりやすい物差しが。

また、安易な転職は勧めませんし、自分の優秀な部下にも転職なんてしてほしくないのですが、TOEICスコアがあなたの英語能力を証明する強力なツールになることは否めません。

「海外営業でがんばりたいです!!」と元気よく応募してきた方なのに、評価できる TOEIC スコアを持っていないとしたら、採用担当も困ってしまうでしょう。

TOEICのスコアを上げることは、今の会社で頑張るにしても、新しい道を探すにしても、長期的なキャリアプランという意味で有益です。

人生長いですからね。気長にいきましょう。

35歳だったら、あと30年~35年くらいは働くわけですから。

まとめ|TOEICなんて無駄?仕事で英語を使わなかったとしても意味ない、なんてことはない3つの理由

ここまでの内容をまとめておきましょう。

TOEICのスコアアップは、ただの数値追求ではありません。

神高
神高

いや、もちろん、ゲーム感覚でスコアアップを求める人がいることは知っていますし、有意義な趣味だと思いますよ。ぼくも、一時期、はまっていました。

英語を使ったコミュニケーション能力の向上、職場での信頼性の構築、キャリアアップへの道筋という、具体的なビジネス上のメリットが存在します。

実際、TOEIC の英語表現や単語は、仕事の現場で使えるんですから。

だから、勉強しても無駄になるんじゃないか、なんて不安はちょっと横に置いて、頑張ってみてください。

TOEIC のスコアアップのコツについても別記事で書いています。

また、TOEIC の話題だけを扱った新ブログ TOEIC-630.NET もあるので、併せてどうぞ。

日々の努力が、より広い世界での成功につながることを願っています。

何か質問やご意見があれば、お問い合わせからどうぞ。

みなさんのキャリアの成功を応援しています。

英語・仕事
応援、ありがとうございます!
フォローいただけると励みになります!
管理人の自己紹介
この記事を書いた人
Tohma Kandaka

神高 十真(かんだか とおま)
1974年生まれ
地方企業(メーカー)の海外営業職
貿易実務、英語などを一緒に学ぶビジタブル|busitable の中の人
通関士試験合格(3科目)、英検1級、TOEIC 900点-(計測中)、日商簿記2級、知財技能士2級など

フォローいただけると励みになります!
タイトルとURLをコピーしました