映画「砂の器」|丹波哲郎さん、春田和秀さんとカメダ?|無料フル動画

砂と海岸線 旅行・出張・一人旅

岡山で会社員をしながらブログを書いている神高(かんだか)です。

旅行や出張の時に観たい「はずれのない名作映画」を紹介するこのコーナー。

今回は、1974年公開の映画「砂の器」です。

原作は、松本清張さん。

映像化された作品は数知れず。何度もテレビドラマ化されています。

2019年3月28日、東山紀之さん主演のテレビドラマもありました。

今回のドラマ化(フジテレビ)東山紀之さんが演じられたのが、今西栄太郎という刑事。

映画では丹波哲郎さんが演じられています。

いや、とにかくカッコイイ役どころでしてね。

この映画、見どころはたくさんありますが、その一つは、やはり丹波哲郎さんの演技、存在感でしょう。

ぼくが子供の頃、ビートたけしさんとオカルトの話(死後の世界など)をしているオジサン、というイメージでしかありませんでしたが、いやいや、ここまでスゴイ俳優さんだったんだな、と再認識。

さらに、緒形拳さんや加藤剛さんなど、鬼籍に入られた名優さんたち、さらには当時の全国各地の雰囲気などを楽しめる、という意味で、とてもおすすめの映画となっています。

Youtube の予告編がこちら。

神高
神高

ネタバレのない範囲で、一緒にストーリーを追ってみましょう。

≫無料で映画「砂の器(すなのうつわ)をもう一度みる方法とは?

映画「砂の器」|丹波哲郎さん、春田和秀さんとカメダ?|無料フル動画

ある日の早朝、蒲田操車場内(国鉄の頃です)で、身元不明の遺体が発見されます。

警察の聞き込みにより、前日の深夜、蒲田駅近くの「トリスバー」という名の酒場で、被害者と連れの客が話しこんでいたことが判明します。

被害者のほうは東北訛りのいわゆるズーズー弁で話し、また二人はしきりと「カメダ」という言葉を使っていたとのこと。

「人間の証明」のストウハ、みたいな、謎の言葉……。

当初は「カメダ」の情報がつかめず、行き詰る捜査。

そんな中、ベテラン刑事の今西栄太郎(丹波一郎さん)は、秋田県に「羽後亀田(うごかめだ)」という駅名があることに気づきます。

「そういえば、不審な男がうろついていた」という情報も出てきたので、今西刑事は部下の吉村弘(森田健作さん)と共に現地に出張します。

昔の刑事ドラマによくある、現地に飛んでくれるか、というやつですね。

ただ、調査の結果は思わしくなく、気落ちした中電車で帰る二人。

そんな時、帰途で二人は、偶然にも「ヌーボーグループ」という若手芸術家集団が駅でたくさんの人に囲まれているのを目にします。

映画「砂の器」|ヌーボーグループの音楽家 和賀英良(加藤剛さん)登場

「ヌーボーグループ」は「Nouveau(フランス語で”新鮮”)」というくらいですから、斬新なことを手掛けることで、マスコミの注目も集めています。

中でも、前衛音楽を手がける音楽家の和賀英良(加藤剛さん)は、次代を担う才能として期待され、海外への展開を目されているほど。

ただ、華やかで裕福な恋人(山口果林さん)に恵まれているわりには、少し暗い言動も多い和賀氏。

今流行の作曲家ですよ、という情報を若い同僚から聞いた今西刑事、その時は「そんなものか」で終わります。

が、当然、何かの縁で引き合った二人。

後々、運命が交錯することになります。

さて、肝心の殺人事件の捜査は、しばらく行き詰まっていました。

しかし、被害者の養子の申し出から、殺されたのは三木謙一(緒形拳さん)という人物であるとわかります。

問い合わせしてきてくれた養子は、岡山県に住んでいます(偶然にも、岡山登場)。

出身地からして、三木謙一が東北弁を使うはずがないというので、またまた捜査は混乱します。

ぼくも岡山で生まれて岡山で育っていますから、そうだろうな、と思います。

県北の個々の詳しいエリアまではわかりませんが、瀬戸内海側は大体似たようなもので、東北の言葉とはまるで違いますから。

映画「砂の器」|春田和秀さん、という天才子役

基本的には、原作同様、推理小説なので、ストーリーの紹介はこのあたりにしておきましょう。

物語の後半、音楽家)和賀英良(加藤剛さん)の幼少期を回想、再現する場面があります。

この部分の音楽は非常に評価が高くて、いまだにシネマ・コンサートが開かれることもあるんですよ。

音楽は「芥川也寸志(あくたがわ やすし)」さん。あの芥川龍之介の三男です。

作中、「宿命」という組曲を和賀氏が作曲、演奏をしながらの映像となるわけですが、この中で幼少期の和賀英良を演じたのが、春田和秀さん。

当時、映画館で観た人はきっと強く印象に残ったことでしょう。

見つめる目が鋭く、聡明さをも感じさせる少年です。

その春田和秀さんが、インタビューに答えられている記事があるので、ご紹介しておきます。

ああ、あの子も、こんな目をしていたな、と。

あまり変わられていませんね。

ちょっと核心に迫るコメントもあるので、映画がまだの方は映画を鑑賞されてから記事を読まれるようおすすめします。

なんていうのでしょうか、影のある天才作曲家、ということで、「佐村河内守(さむらごうちまもる)」さんを思い出したりもします。

映画「砂の器」|丹波哲郎さん、春田和秀さんとカメダ?|まとめ

今西刑事の謎解きは、まだまだ続きます。

日本各地をめぐるので、ある種のロードムービーですね。

当時の日本の街の様子もよくわかります。

あらためて、丹波哲郎さんは素晴らしい俳優だなあ、としみじみ。

そして数々の名優の皆さんも、本当に役柄が多彩で驚きます。

緒形拳さんは、この映画でも重要な役を演じられています。

同じ人とは思えないですよね。

 

1970年前後の日本の映画は、40歳から50歳くらいの世代の心に刺さるはずです。

なぜなら、子供時代を過ごした町や田舎の風景がその中に再現されているからです。

しかも、ある程度、物心がついたころに名優、大女優と呼ばれていた方々の若いころの渾身の作品を目の当たりにすることになりますからね。

演じることへのエネルギーは、50年経った今でもどんどん伝わってきます。

映画「砂の器」は、映像の持つ力ってすごいんだな、とあらためて感じされてくれる作品です。

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