こんにちは。
とあるメーカーで英語を使って仕事をしながら、20年が過ぎた神高(かんだか)です。
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もしかして、あなたは工学部、あるいは理学部などのいわゆる「理系」専攻ですか?しかも、英語も得意とされている、とか。
もし、あなたが理系で英語もできるのなら、弁理士(べんりし、 Patent Attorney )を目指すのは悪くないチョイスです。
ぼくは大学での専攻が物理学だったので、弁理士資格は若い頃から意識していました。
でも、挑戦できたのは30歳を過ぎてからです。
特許権や実用新案権、意匠法などの基礎を学ぶために知的財産管理技能検定の2級まで取得したあと、弁理士の試験に取り掛かりました。
結局、2年間、一次試験の短答式であきらめたのち、本業の海外営業が楽しくなり、しばらく受験できずにいます。
しかし、もし30歳、いや40歳に戻れるなら、おそらく「弁理士」に挑戦し続けていたでしょう。
というのも、「理系出身で英語がある程度できる」なら、特許や商標・意匠、実用新案などを扱う弁理士の仕事はピッタリだからです。
しかも、ここ数年、インターネットを使った教材( ICT活用学習 )で学習コストがグンと下がりました。
弁理士資格であっても、スマホやタブレットで学べる安価なコースが登場しています。
難関資格といえども働きながら自分の可能性に投資できる環境が整ったと言えるでしょう。
だから、あなたがもし「理系出身」で「英語が好き」なのであれば、弁理士資格は面白そうだよ、とお伝えしたい。
時代は、変わっています。
自分に適性があるかどうかなんて、数時間、サンプルテキストで自習してみればわかります。
自分で動いた人から、人生は変わっていきますよ。
【2024年】理系で英語が得意なら弁理士を目指したら面白い理由とは?|挫折したおじさんからの提言

いまや、弁理士は理系出身者にとって注目に値する資格となっています。
なぜなら、働きながら目指せる資格の中でも「独立開業がかなり現実的なライセンス」の一つだからです。
もちろん、ミネルヴァ法律事務所が破たんしてしまった例を挙げるまでもなく、弁護士、公認会計士など、独立開業できるほどの士業はライセンス取得後に同業者との競争にさらされます。
しかし、特許や知財の専門家、弁理士は地方でも都市部でも独立できる資格であり続けます。
独り立ちするにしても大企業に属するにしても、一般的な職業よりは圧倒的に高い年収を得るチャンスがある一方で、他者との違いを明確にし、自分の強みを活かすブランディングも取り入れていくことになります。
たとえば、「HKT48」に楽曲提供をされた弁護士。すばらしい。
今までの経歴やご経験を活かしておられる好例です。
弁理士はニッチな分野で自分らしさを出しやすい資格
弁理士の資格は、ニッチな分野で自分らしさを出しやすい資格です。
もともと、化学、機械、あるいは意匠や商標など、得意分野が掘り下げるにしても「深い」ですからね。
もちろん、「自分らしさ」「ニッチな分野」を立ち位置(マーケティングでいうポジショニング)を育てるには時間がかかります。
しかし、弁理士は理系として「化学」「電気」「電子」「機械」「情報処理(インターネット含む)」を体系的に学んでいます。
さらに、自分の得意分野、興味関心から「ゲーム業界」「音楽著作権」など特化していけば、さらに専門性を高められるという特徴があります。
つまり、はじめからどこかの「ポジション」を取っている。
さらに「英語」のカードが手札にあるなら、弁理士( patent attorney )は実に魅力的な「3枚目のカード」となります。
次に「なぜ、理系で英語が得意なら弁理士を目指すとよいのか」、ぼくの経験からご説明しましょう。
弁理士になれば英語のスキルも必要になるから、英語が好きならそれだけで適性あり

特許や商標を出願するとき、特許庁、つまり日本国内だけで終わるのならば英語は要りません。
出願とは: 特許権などの知的財産権を得るため、特許庁に対し、願書、明細書等を提出する行為
しかし、弁理士は「出願を代理」する仕事ですから、研究所やメーカーなど依頼者の希望に応じて海外に出願するケースもあります。
ぼくの勤務先がお願いしている弁理士の話では、自分で各種書類の英文を書くにしても、欧州、米国その他地域の弁護士や弁理士と協力しながら動くのだそうです。
いわゆるネイティブチェックを入れないと、その国特有のルールや商習慣などを見落としてしまいますからね。
となると、それぞれの地域のエージェントと共通語である英語でスムーズなやりとりが求められるわけです。
とはいえ、べつに「映画を観た感想」や「気の利いたジョーク」をやり取りするのではなく、自分が専門とする化学や機械などの専門分野のコレポン(電子メールでのやりとり)、電話会議なので、それほど怖れるものではないとも聞きました。
また、日本国特許庁に日本語の書類を提出すれば世界中に「出願」したのと同じ扱いになる「 PCT 出願」という制度もありますが、これも各国で権利を取ろうと思えば、移行先国で翻訳文を出す必要があります。
特許協力条約(PCT:Patent Cooperation Treaty)に基づく国際出願とは、ひとつの出願願書を条約に従って提出することによって、PCT加盟国であるすべての国に同時に出願したことと同じ効果を与える出願制度です。
―特許庁: PCT国際出願制度の概要(https://www.jpo.go.jp/system/patent/pct/seido/kokusai1.html)
ということは、やはり海外の同業者、パートナーといっしょに仕事を進められる程度の英語力が備わっていればよい、ということのようですね。
経験上、TOEIC のスコアがある程度(600点前後)あれば、専門分野の語彙(ボキャブラリー)を増やすだけで仕事で成果を上げられます。
卑近な例ですが、たとえばメーカーの海外営業であれば、TOEIC 600点ちょっと、いや500点台であっても、以下の知識を意識して身につけられるなら、じゅうぶん仕事になります。
- 自分が扱う製品の図面やカタログで使われる語彙
- 貿易実務のメールや電話で使われる英語表現
- 英文契約書(特に売買契約、秘密保持契約)
「英語が得意な理系出身者」であれば、はじめから自分の専門分野の周辺知識、語彙がある程度、備わっています。
つまり、最初から英語が好き・得意であれば、合格後に早く活躍できる可能性が高まる、ということなのです。
理系で英語が得意なら弁理士を目指すと面白い理由とは?|まとめ

ここまでの内容をまとめます。
理系出身でそのまま就職し、会社員として働いていると、どうしても定年退職後を意識してしまいます。
というのも、研究者、技術者などからマネジメント(経営層、役員や事業部長など)に入っていく道がある会社ばかりではないからです。
もちろん、部長やそれ以上のタイトルになれば、役職定年も延びて「年金生活まで安心」の道筋も見えてきます。
ただし、出世競争で生き残るには「社内政治」だの「上司の憶え」だの、面倒なことも乗り越えていかねばなりません。
つまり「他人の評価にゆだねる人生」です。
その点、資格への挑戦は視座を高められるだけでなく、合格すれば最終的には独立さえ視野に入る。
自分の人生をコントロールする比率( ratio )を増やせます。
極端な話、定年退職を迎えてから「自分で、勝手に」定年を延長できます。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」って、「鬼滅の刃」の冨岡義勇も言ってましたよね。
定年退職を祝う酒席で
「これから、どうするんですか?」
と自分より年下の同僚や上司に聞かれたとき、
「いやあ、資格を活かした次の仕事が決まってまして・・・」
なんて言えたら、じつに痛快じゃないですか。
弁理士や特許関連の資格への挑戦は、「英語」x「理系」x「若さ」ならではの戦略だと思います。
弁理士資格が取れるなら、「老後2000万円問題」を心配しないフェーズに自力でたどり着けますからね。
若いって、うらやましいな(笑)。


