こんにちは。
岡山で会社員を続けながらブログを運営している神高(かんだか)です。
会社で使いなれた Microsoft Office 365 E1/E3/E5 Subcription(サブスクリプション)を自宅でも使いたいと思ったことはありませんか?
- 企業に勤める立場だけど、最新の大規模クラウドサービスを自由に使ってみたい。
- 会社のアカウント(メールアドレス)でマイクロソフトオフィス365にログインすると「公私」を分けられなくて不安。
- 会社の「システム管理者」が自由な利用を許してくれない。
そんなあなたに、朗報です。
大手企業向けの Office 365 E1 は個人で契約できませんが、同等の Microsoft 365 Business Basic(旧 Business Essentials )なら一人から個人でも契約できます。
ぼくもサブスクリプションを購入しています。
年契約なら「月々540円」で、法人並みのクラウド環境が手に入ります。
Office 365 Business Basic なら、ワード、エクセルはもちろん、近年はクラウド版のアプリも充実しており、たとえば「 OneDrive(クラウドのストレージ)」、Teams の有料版まで使えるため、一気に使い勝手が良くなります。
Azure の1年お試し(クレジット付)や PowerApps(試用版) で遊ぶなんてのも、自分がアカウント管理者なら自由自在。
最後に LTE ( 4G ) や 5G 回線につなげる Surface Go を用意すれば、わずかな費用でサーバー付きのノマドワーク環境が出来上がる、なんて素敵な時代ですね。
Surface Go の新型が出た(名前は Surface Go 2 )
みたいですね。 LTE モデル、買っちゃおうかなあ……
≫【公式ショップ】Surface Go 2 – LTE、Intel Core M3、8GB、128GB
新しい Surface Go 2 はとにかくポータブル。大きくなった 10.5 インチのタッチスクリーンはさらに高解像度に、そしてより長持ちするバッテリーで家族みんなが使えるように設計されています。日常のやりたいことを、ノート PC またはタブレットで。Surface Go タイプ カバーと Surface ペンは別売です。
Office 365 E1って個人でも使えるの?|Microsoft 365 Business Basic(旧 Business Essentials ) と Surface Go 2 LTE で快適なブログ生活を
現在、マイクロソフトオフィス365は、大きくわけて3種類あります。
- 家庭向:Microsoft 365 Personalなど(基本的にダウンロード版のオフィス製品一式)
- 中小企業向:Microsoft 365 Business Basic(旧 Business Essentials )など
- 大企業向:Office 365 E1/E3/E5
この中で、会社員の副業ブロガーともっとも相性が良いのが 「 Office 365 Business Essentials 」です。
「ダウンロード版のオフィス(今は『オンプレミス』とも呼びます)」を含まないプランならば、一般的な企業と比べてもそん色ない「クラウド版オフィス365環境」を非常に安価に用意できるからです。
ワードプレスを常時オンラインで使っているのと同様、オフィスソフトのオンライン版も十分に使えます。
たとえば、こんな感じで。
上限は300アカウントですから、そこに収まらないほど大きなビジネスになったら乗り換えを考えましょう(笑)
1人だけなら、月々540円~です。
2020年3月31日追記:
Microsoft は2020年3 月、Microsoft Teams を含む 6 か月無料の「 Office 365 E1 試用版」を企業向けに開放しました。
テレワークを検討する大手企業を中心に Teams(チームス)を含むクラウドサービスの導入が進んでいます。
なお、Office 365 E1 サブスクリプションは「300名以上の大企業」が目安となっています。
一人でも Office 365 Business Basic(旧 Business Essentials ) に契約してOK
どうしました? 何が不満です?
職場で試験導入された「マイクロソフトのクラウドアプリや Azure の 画像認識 AI」なんかをもっと「自由」に使ってみたいんです!
なるほど。
一部の企業は「クラウド」の本格導入さえ、とても慎重らしいですからね。
末端のユーザーは、自由には使わせてもらえないでしょう。
ましてや、クレジットカード情報を登録するなんて、ありえません。
でも、個人で契約する Office 365 Business Essentials にも「本格的なクラウド環境」が揃っています。
- Exchange( 50 GB )
- SharePoint(Online プラン 1)
- OneDrive for Business(プラン1: 1 TB )
- Skype for Business
- Microsoft Teams
- Yammer
- オンライン版の Word, Excel, Powerpoint(ネット接続が必要です)
- Azure (Active Directory, Vision API 他)
とくに OneDrive( 1 TB = 1,000 GB ) や SharePoint、Microsoft Teams を個人で使えるなんて、すごくないですか?
マイクロソフト Teams の管理者になれるんですよ。
しかも、これらすべてに「管理者権限」が与えられます。
Microsoft Azure、PowerApps などの試用版も試し放題。
Vision API で AI による画像処理を試して、結果を Power Automate で整理して、なんて夢も広がります。
あなたが「支配者」になれる法人並みの環境を手に入れられます。
Exchange とレンタルサーバーの連携で簡単「勤務先アドレス」
オフィス365は、単に「ワード」や「エクセル」を使うためだけのサブスクリプションサービス(月々の定額払い)ではありません。
メールサーバーの「 Exchange 」が含まれているプランなら、自分が借りているレンタルサーバーの「メール機能」と簡単に連携できます。
つまり、あらゆるマイクロソフトのクラウドサービスに自分専用のメールアドレスでログインできる。
これは、ものすごく便利ですよ。
たとえば、このビジタブルであれば、~@kandaka.work のメールアドレスを Office 365 のログインに使えるように設定できます。
ドメインを管理しているサービスに、マイクロソフトのネームサーバーを追加するだけです。
つまり、@gmail.com や @yahoo.co.jp ではない、「自分だけの勤務先アドレス」を持てます。
Microsoft Power Automate (携帯アプリやクラウド上の処理を自動化する機能)や Azure の Active Directory(内部、外部のメールアドレスに個別にアクセス権を与える機能)まで使えますから、 安価に本格的なマイクロソフトのクラウドサービスに触れることができます。
メールアドレスに @kandaka.work が入ると、まるで法人アカウントみたい
たとえば、Computer Vision API と Power Automate を組み合わせることで、撮影した写真から OCR で文字情報をすぐに読み取り、自分あてに送付する」なんてことも可能になります。
会社で「クラウドでいろいろテストしてみたいけど、いろいろ制限があるし……」という方も、これなら自由に勉強できますね。
自分のパソコン1台でMS Power BI (ビッグデータやリアルタイムデータを扱うためのマイクロソフトの BI ツール)を使って Twitter API をリアルタイム解析して……。
夢が広がります。
「仕事」のために用意されたプロ用の道具類を、「趣味」でも使えるんです。
- 詳しくはこちら:VLOOKUPからMS POWER BIへ 簡単データ結合法
たとえば、パワーポイントをそのまま共有、なんてこともできます。
ちなみに、クラウドに加えて、ダウンロード版のワード・エクセル・パワポ他付きの「 Office 365 Business Premium」を使いたいなら 、月額 1,360円のプランが用意されています。
ブログは小休止しても、オフィス365は使い続けていきましょう
ここまでの内容をまとめます。
副業とか、定年後のフリーランス化とか、数年で一気に時代が変わっていきそうじゃないですか?
すると、本業の知識を少し一般論に広げながら運営するブログって、これから増えていくと思うんです。
たとえば、ぼくが運営しているビジタブルのような、メーカーの貿易実務や海外営業を中心に構成しているようなものとか。
すみません、手前みそで……(笑)。
ものすごく大きな動画とか音楽編集などをするのでなければ、データ SIM を内蔵した Surface Go って、日々の情報発信にベストチョイスじゃないかな、と思います。
家庭のイベントや仕事のサイクルによって忙しい時期があるので、時には小休止をはさみながら自分のペースでブログ運営は続けていけばよいでしょう。
マイクロソフトのクラウドアプリは、新しい時代の働き方を実現するツールとして、一気に広がるポテンシャルを持っています。
会社員、あるいは何らかの組織で働いている人ならば少しずつ触れておくことをおすすめします。
というのも、
「クラウドはサーバーが社内にないし共有だから、なんとなく怖い」
という意識から、
「これだけリダイレクトと暗号処理が連発されるなら、社内に NAS(= Network Attached Storage、ネットワークに接続されたハードディスク)を置くよりも安全じゃね?」
に変われば、日本でも一気にユーザーが広がると思うからです。
たとえば、「 Power Automate (昔は Flow と呼ばれていました)」による作業の自動化には、小学生がプログラミングを学んでいる「スクラッチ」や「マインクラフト」のような楽しさがあります。
趣味としても、十分、奥深いものがあります。
このほか、ブログを始める前後で注意しておきたいポイントを記事にまとめていますから、興味があれば併せてどうぞ。
詳しくはこちら:ブログを始めたい会社員が後悔しないための15の注意点とは?【2020年版】
好きに書いてますけど、1年ほどの運用でサーバー代 + Office 365 + αを Google に出してもらえる程度にはなりました。