こんにちは。
とあるメーカーで海外営業に関わって20年超の神高(かんだか)です。
先日、職場に届いた文章(会議の議事録っぽい書類)にこんな文言が書かれていました。
It is moved and seconded that…
はて?
move も second も英単語としては中学で習うほど基本中の基本なのに、サッパリ意味が読み取れません。
知らない、ということは恐ろしいものです。
そこで、ためしに Google 翻訳にかけてみると「それは動かされて出向します」と、これまた理解できない日本語を返してきます。
いったい「move」「second」はどのような意味で使われているのでしょうか?
「moved and seconded」って英語、どんな意味なの?|届いた英文レターに書かれていた謎の表現

あった、あった。ありました。
とある分厚い英和辞書の中に、以下のような説明jを見つけました。
- move: 法廷、審議会などで動議を提出する、提議する、発議する
文例)move (the adoption of) a resolution in a committee 委員会で決議案(の採択)を提議する.
- second: 動議、決議に賛成する、~の賛成表明をする
文例)second a proposal、a motion
なるほど、委員会などで何かを議題としてあげて、その内容について賛成多数で決定された、という状況を説明するのに、受動態の moved and seconded という表現が使われたわけか。
たとえば、法廷が出てくる海外の映画やドラマでは、普通に使われる表現かも知れない。
ただ、これらの表現をどのように憶えよう…。
second(セカンド)はボクシングのセコンドと同じ意味
辞書を読んでいる時に気づいたのですが、second はボクシングのセコンドとしての意味も持っています。
なるほど、これなら記憶に残りやすい。
ボクシングのセコンドは「介助(かいじょ)する」という動詞から「決闘やボクシングのセコンド(介助役)を務める」という動詞になったもの。
だから、「出された議題を支持する、サポートする」~「賛成にまわる」という風に脳内にとどめれば、思い出すのも簡単でしょう。
move(ムーブ)は会議の中で動く~自ら提案する、でイメージしやすい
逆に move(ムーブ)の発議する、みずから提案する、という使い方は想起しやすい使い方です。
普通に発言する以上のことをする、ということは、プレゼンするとか、そういったことです。
そのプレゼンテーションにしても、何かを決めて欲しくて、前に出て発言する行為ですからね。
move (動く)という動詞に「提議する」という意味が含まれるのは second よりも自然です。
「moved and seconded」って英語、どんな意味なの?|まとめ
ここまでの内容をまとめておきます。
move、second のような基本的だと思っていた単語の意味がわからないと、ちょっとしたパニックになります。
繰り返して音読しても、サッパリ意味が取れないからです。
他の英単語で言えば、そうですね、英文契約書における「 may 」とか。
英語の契約書の中では「 may 」は「できる」、つまり「権利」を表している、と解釈されます。
英文契約書で使われる英語って、同じ表現が繰り返されるので、基礎の部分はわりと早く慣れます。
(市販の本では本郷貴裕さんが書かれた「はじめてでも読みこなせる英文契約書」って本がおすすめです)
とはいえ、業界独特の言い回しがあるので、知らない表現はいくらシンプルな単語が使われていても理解できません。
may を「~かもしれない」なんて頭の中で置き換えると、わけがわからない。
自分自身、おかしな傾向があって、「 May I smoke here?(ここでタバコを吸って良いですか?)」なんて例文を暗記しているくせに、may と聴いて最初に浮かぶ日本語は「たぶん~」になってしまうという……。
語彙の狭さ、というか脳内イメージの貧困は、自分でコツコツと努力していかねばなりません。
今回、ボクシングの「セコンド」と「 second 」を結び付けたような工夫を、他の英単語や英語表現についても試していかないと、仕事で使える語彙を増やすのに苦労するのでしょうね。
さて。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
お互い、お仕事、頑張りましょう。
また、お越しください。
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