こんにちは。
あるメーカーで貿易実務に関わって20年超、神高(かんだか)です。
44歳になって、ようやく英検1級に合格しました。
そうそう。
ちょっと前、韓国の取引先との電子メールの中で「 Please send the shipping documents within TODAY! 」という表現を見つけました。
この「 within today 」という表現、参考書その他では「間違い」であって、誤った使い方と解説されています。
- ~ by the end of the day
- ~ before the end of the day
- ~ before the day is out
- ~ by today
などが「今日中に」の英語訳として正しい表現だ、と解説されているんですよね。
たしかに。
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でもね……
今日中に、は within today ではない|だけど……
何でもかんでも「今日中」と連絡してきがちな取引先。
特にアジアの場合はせっかちです。
そんな日々のメールの中で、「 within today 」とあれば、文法上は誤っているわけです。
でも、日本語の「今日中に」を「 within today 」と訳してしまう気持ちは、わかりますよね?
この表現はアジア界隈で多く、特に韓国の顧客やサプライヤーによく見られる気がします。
おそらく、日本人と同様に「母国語」の論理のまま、英語に訳そうとしているのです。
今日中に、の韓国語は 오늘 중으로(オヌル ジュヌロ)
今日中に、の韓国語は 오늘 중으로(オヌル ジュヌロ)と書かれます。
ここで、「オヌル」は「今日」、「ジュ」は「中」、「ヌロ」は「~に」を表しています。
つまり、日本語と全く同じ語順、使い方なんですよね。
だから、日本人同様に「今日中に」をそのまま「 within today 」と表現してしまうのでしょう。
貿易実務の中でうまく伝わるなら、使っても構わないんじゃないか?
貿易実務上の事務処理、コミュニケーションにおいてうまく伝わるなら、「 within today 」は使っても構わないんじゃないか。
英語の勉強を何年も続けていますけれど、そう思います。
伝えたい相手に、ズバッと通じるんですから。
アジア諸国との貿易において、シンガポールやインドを除けば外国語として「英語」と接しています。
文法的な正しさで怖気づいて、やりとりが止まってしまうなら、もったいない。
もちろん、品のある英文レターなどであれば、しっかりした文章を書きたいですし、ネイティブによるチェックも受けたいところです。
ですが、毎日使っている英文メールですからね。
こちらがやって欲しいことがキチンと伝わるなら、略語を使うのと同じ。
早く返事をもらい、さらには相手に行動してもらうことが大切です。
勇気を持って、こちらの依頼を発信していきましょう。
ただし、一つだけ「伝えるコツ」があります。
何かを頼むのであれば「理由らしきもの」を書きましょう
- 「今日中に発送してください」
- 「今日中に回答ください」
そんなお願いをするときには、できるだけ「理由」「理由らしきもの」を書くようにしましょう。
というのも、頼みごとに理由があると人は「無視しにくい」生き物だからです。
また、担当者(窓口)の上司を間接的に説得する時に「理由」は有用ですよね。
たとえば、こんな構成にします。
- 今日中にカタログを発送してください。(お願い)
- 来週月曜日にアポを取れた顧客から頼まれているからです。(理由)
- 発送できたら FEDEX のトラッキングナンバーを連絡ください。(お願い again )
最後の「お願い again 」のような「言い換え」をすると説得力が増します。
英語でも日本語でも同じように効果があるので、何かをお願いする時に使ってみてください。
- より具体的なサンプルもあります:貿易実務の電子メール、英文E-mailの構成とサンプルを公開
今日中に、は within today ではない、だけど……|まとめ
今回の内容をまとめておきましょう。
within という単語は、「ある程度、幅のある期間や範囲」に対して使います。
たとえば、「 within this week (今週中に)」「 within 3 minutes (3分以内に)」は文法的に正しい使い方です。
ただ、英語の世界で「 today 」という単語は「幅(はば)」がほとんどなく、「点(てん)」のイメージらしいんですよね。
だから、within と組み合わせるとしっくりこない、と。
こういったことは、シンプルな単語で構成されていてもわかりにくいものです。
ぼく自身も、もっと学ばないといけないな、と思ったので、あらためて整理してお伝えしました。
今日はありがとうございました。
また、お越しください。




