こんにちは。
とあるメーカーで海外営業に関わって20年超の神高(かんだか)です。
「神高さん、オンライン英会話が続けられないんです。どうすればいいんでしょう? 」
と、ある後輩から相談を受けました。
彼はあまり英語を使う機会のない職場なので、モチベーションを保てないのだそうです。
たしかに、世間で「今後、ますます必要なスキル」などと言われていても、人間だれしも、用事もないのに英会話や会計、プログラミングなどの勉強を続けるのは難しい。
それは、たしかでしょう。
英語が仕事に役立つ立場のぼく自身でさえ、さまざまな英語学習を始めては辞めての繰り返しです。
一方で、最近のオンライン英会話の便利さ、気軽さは目をみはるものがあります。
というのも、目的別に授業を組めるので、非常に安価にプライベートレッスンを実現できるからです。
日本人の先生にマンツーマン授業を持ってもらうと、5倍から10倍の費用がかかります。
だから、個人的には学研グループのオンライン英会話 (kimini、旧Glats) などをおすすめしてきました。
44歳にして英検1級に合格したときも、オンライン英会話を対策に使いました。
ただ、英語の勉強って、やっぱり続かない。
他人からは英語の勉強を継続しているように見られているものの、ぼくだって実際はいろいろな迷いがありました。
今回は、英会話に限らず、どうすれば新しい学びを継続できるのか、一緒に考えてみましょう。
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ぼくも、英検やTOEIC、通関士など、仕事で役立つ程度に身についている分野もありますけど、挫折したチャレンジも数知れず……
【悲報】オンライン英会話が続かない?|20時間、継続できたら変わりますよ
いろいろな資格試験や外国語を学び、挫折と再開を繰り返してきた経験から、最初の20時間を投入できるなら、そのテーマは継続して学べるだけの興味、関心、あるいは適正がある、といえます。
これは外国語に限らず、会計の初歩(日商簿記3級)や貿易実務の勉強などでも同じです。
なぜなら、コツコツと20時間続けられるテーマは、心のどこかで「面白い」と感じ始めているからです。
そして、20時間くらい取り組めば、自分で参考書や動画などを見ても、その出来を(正しいかどうかは別にして)自分なりに評価できるようになります。
つまり、自分なりの「ものさし」が生まれます。
20時間、断続的でも興味、関心が続くとしましょう。
たとえば日商簿記なら初級(旧4級)、筋が良ければ3級にも届きます。
少なくとも、日商簿記3級を会場で受けてチンプンカンプン、ということにはなりません。
趣味でも同様です。
アコースティックギターなら、弦の張替えやiPhoneなどを使ったチューニング、オープンコードを3つか4つは押さえられるようになれば、一つのゴール達成です。
ブルース進行の曲、たとえば John Lennon 版の Stand By Me なども弾けるようになるでしょう。
ふと、そんなことを考えてネットで検索してみると、すでに同じことを考えている人がおられました。
オリジナルコンテンツは英語ですが、 Youtube が自動で日本語字幕を付けてくれています。
作家のジョシュ・カウフマン氏が、子供ができたこときっかけに見出した新しい効果的な学習法を紹介する、というプレゼンテーションです。
有名な「1万時間の法則」との対比が面白い。
20分ほどの動画で、最後は氏が独学で身につけたウクレレを披露してくれます。
4つのコードだけを駆使して、これだけの聴衆の前で弾く度胸が素晴らしいですね。
「誰が何と言おうと、アウトプットするところまで持っていく度胸」こそ、学びの隠れた重要なファクターかも知れません。
このプレゼンテーションを見ながら、自分自身の学びをアウトプットしたくなりました。
さて、オンライン英会話に話を戻しましょう。
街の英会話学校も選択肢に入れると、英語学習は続けやすい
オンライン英会話は、スポーツクラブやホテルの昼食バイキングのように、サブスクリプションモデル(月々定額制)を取っていることが多いですよね。
そのせいで継続するのが難しい、という心理が生まれるのもわかります。
というのも、心のどこかで月謝を「30日」で割ってしまい、1回あたりのレッスン料を低く見積もってしまうからです。
月々6000円のオンライン英会話ならば、サボる時、心のどこかで「1回(25分)200円」だと思ってしまう。
しかし、週1回しかレッスンを受けなければ、実際の単価は1500円です。
仮に週2回でも、都度、750円かかっている計算になります。
極論、月に1回しか受けなければ、単価は6000円にもなる。
25分でこの金額では、都市部の洒落たオフィスの中で受ける「 GABA 」のプライベートレッスンと変わらない。
つまり、サブスクリプションモデルは、「あまり使わない人がたくさん使う人のコストを負担するビジネスモデル」ともいえます。
だって、そうでしょう?
スポーツクラブに会員全員が毎日、何時間も入り浸れば、プールもサウナも人であふれてしまいます。
しかし、そんなことは起きません。
平日昼間、スポーツクラブに毎日通っている、主に奥様方の施設費用は、週末や夜間だけ使っているお父様方、あるいはなかなか通えないぼくのようなユーザーが均等に負担しているわけです。
使わない人は、割りを食います。
そこで考えられるのが、「最初の20時間だけ街の英会話学校に通う」という戦略です。
イーオンの10回お試し、あるいは GABA の無料お試しで相性診断
20時間程度、オンライン英会話で学んでみると、各社のサービスや参考書の特徴、長所や短所がある程度、わかるようになり、自分なりに評価できるようになります。
しばらく「街の英会話学校」に通っていなかったので、情報収集のため「友人が英会話を習いたがっている」と理由を伝えて、イーオン と GABA で資料ももらってきました。
結論からいえば、オンライン英会話が続かなくて困っているなら、「イーオンの10回おためし」が第1候補。
もし会社の補助などがあり多少コストがかかっても良い、というなら「GABA の15回レッスン(最低限の回数で契約)」がオススメです。
(なお、イーオンの10回おためしは、不定期で実施したりしなかったりなので、ご注意ください)
自習も含めた「最初の20時間」を実現する上で、これらの選択肢はもっとも効率的で、モチベーションを継続しやすいと思います。
もちろん、学習を終えれば、各スクールは契約継続を勧めてくるでしょう。
しかし、20時間の英語学習を終えたあなたなら、冷静な比較検討ができるはずです。
自分の英語力や到達したい目標、オンライン英会話のカリキュラムやレベル感、あらゆる要素を比較して、自分に本当に必要なレッスンなのかどうか。
あらためて冷静な目で複数のオンライン英会話レッスン、参考書、あるいは街の英会話スクールを比較し、継続するか、中断するかを判断すればよいのです。
正直、街の英会話スクールは、いずれも居心地が良いんですよね。
GABA もイーオンも、資料をもらうために待合室に座っているだけのぼくに、ネイティブの講師たちが入れ替わり立ち代わり、声をかけてくれる。
特に、イーオンはまさに「入れ替わり、立ち代わり」です。
「今日はどうしたんだい?」
「仕事は何をしているの?」
「夏の予定は? 良かったら、ここで勉強してみない?」
ああ、なるほど。
イーオン、GABAが何十年にもわたって生徒から支持されている理由がわかる気がしました。
このネイティブスピーカーの講師たちこそが、街の英会話スクールの宝です。
一方の GABA も、ぼく自身は通った期間が短いものの、悪くない選択肢となります。
特に海外赴任が近く、会社から補助が出るような人には最適でしょう。
しかも、プライベートレッスン専門だけあって、単価が他の英会話スクールのプライベートレッスンより単価が安いケースもあります。
というのも、グループレッスンを中心としたスクールがプライベートレッスンを組み込むと、コストアップ、つまり割高になりがちだからです。
平日の夜、グループレッスンを持つ人気の先生をプライベートレッスンに割こうとすると、どうしても時間の調整が必要になります。
それも、グループクラスなら6人〜8人の生徒に対応できます。
それをプライベートレッスンだから、と単純に6〜8倍のレッスン料にはできないでしょう。
たとえるなら、グループレッスンもプライベートレッスンも、というメニューを揃えるのは、中華料理店なら、出前もするし、店舗でも対応する、といった感じになります。
どちらもある程度の仕事量をこなして顧客満足までも得ようとすると、それに見合った従業員数が必要になります。
固定費が高くなる分、経営も苦しくなる。
このあたりの観点で、スクールやオンラインサービスを比較すると、各社の特徴も理解しやすいでしょう。
なお、GABA は1回、無料お試しレッスンを受けることができる。
レッスン後、入会への勧誘があると思うが、そこは社会人であれば、
「今、流行りの、スカイプを使ったオンライン英会話と比較検討したいので……」
「いえね、実は家内と最終的に相談しないといけないんですよ……」
「会社の総務部の方で、補助が出るか検討してもらわないと……さすがに、安くない金額なんでね」
と適当な(注:少し盛ってもかまわない)説得力のある理由を伝えると良いでしょう。
一旦、冷静に比較や検討をすれば、逆にイーオンや GABA の魅力、特徴もわかります。
自分が何を求めているのか。何を大切に思っているのか。
たとえば、GABA は全体的に講師陣がシュッとしている。
特に東京はそうだ。モデルみたいなルックスの講師が何人も在籍しています。
オフィス街、特に高層階でレッスンを受けると、まるで映画のワンシーンみたいな気分になれました。
案外、そんなこともモチベーション維持には効果があるものです。
まとめ:英語初心者でも「きっかけ」さえ、つかめるなら……
話がいろいろ飛びましたが、結局、街の英会話学校も使い方次第で有用だ、ということをお伝えしたかった。
とはいえ、どうしても街のスクールはオンライン英会話より割高になるので、スクール内の内装、講師の話術や雰囲気に惑わされず、冷静に判断しましょう。
分譲マンションのモデルルームみたいな作り、でしてね。
欲しくなる仕掛けが、随所にあるわけです。
限られた自由に使えるお金と時間をどこに使っていくのか。
だから、自分に投資するにしても、少しずつが無難ですよ。
街の英会話学校は、半年、1年の契約をすると、数十万円の買い物になります。
しかも、長期間通うのは、なかなか金銭的に大変です。
だから、いつかは自学、独学に切り替えて、さらに可能なら英語を仕事で使う「実践」の世界に飛び込んでみたらいい。
そういう意味では、貿易実務は入門編としてオススメです。
お給料をもらいながら、英語も学ぶことができる環境ですからね。
最後に、最近観た TED の中でおすすめできるプレゼン動画のリンクを張っておきましょう。
とてもユーモラス、知的。カッコイイ。
今の時代、工夫次第で何でも安価に学び、挑戦できる時代です。
オンライン英会話、街の英会話学校を比較するなら、これくらいでいいかな。
いずれも、無料お試しレッスンが用意されています。
人生100年時代。
考えようによっては長大な「暇(ひま)」ですから、現在の自分のレベルなど気にせず、どんどん面白いことにチャレンジしていきましょう。
街の英会話学校やオンライン英会話の無料お試しレッスンをハシゴするだけでも、1年くらいは無料で楽しめます。