こんにちは。
とあるメーカーで海外営業に関わって20年超の神高(かんだか)です。
「新しい年を迎えて何かにチャレンジしたいんですけど……」という相談を若い人から受けました。
そこで
「何も目標が決まっていないのであれば、とりあえず日商簿記3級に挑戦したらどうかな?」
「短期間で結果が出せるし、不合格でも数ヶ月後に再チャレンジできる」
「先々、つぶしが効くよ。簿記3級までなら無料の教材(テキスト)もあるしね」
と答えました。
というのも、ある程度の役職になると、どんな業種でも簿記、会計的な視点が必ず必要になるからです。
なにも会計や経理部門に所属する職員に限りません。
年齢を重ねて、数名の小さな所帯でも支店長、拠点長あるいは海外子会社の役員や責任者、なんてことになれば、当然のように資産(しさん)や負債(ふさい)といった会計的な考え方が必須となってきます。
だから、どんな職種であっても、人生のある時期、短期間で構わないから、簿記試験に挑戦する時期が必要だと考えています。
しかも、簿記3級については、2021年からオンライン受験が始まりましたから、取り組みやすさが増しました。
そこで、短期間で簿記3級に合格するのはどのような人か、過去の個人的な経験から考えてみました。
簿記3級に短期間で合格する人の6つの特徴とは?|あなたも既に持っているかも……


簿記3級に短期間で合格する人の6つの特徴とは、どんなことでしょうか?
既にあなたも持ち合わせているかも知れません。
日商簿記3級で使われる会計、簿記の用語に慣れている人
通関士試験や知財検定など色々な試験にチャレンジしてきて感じるのは、一番最初のハードルは専門用語にある、ということです。
入門用テキストを読んだところで会計や簿記の用語に慣れていなければサッパリ頭に入ってきません。
貸方(かしかた)、借方(かりかた)はもちろんですが売掛金(うりかけきん)、買掛金(かいかけきん)、○○引当金(ひきあてきん)、そういった用語は簿記の勉強することがなければあまり耳にしない言葉でしょう。
もちろん、営業部門や資材調達部門に属していれば触れる用語もあります。
とはいえ、帳簿上にどのように記入されるかというのは簿記を学ばなければ身につけることができません。
つまり、最初のハードルはそのように慣れているかどうかにかかっています。
ビジネス上の取引、仕訳(しわけ)のイメージが頭の中にある人
ビジネス、商取引上のイメージがある人は簿記の仕組みについて理解がしやすいでしょう。
なぜなら、日々の仕事の中でサービスで商品を提供しお金を受け取ると言ったイメージがすぐに頭の中にあるからです。
この点において、会社員あるいは団体に勤めている社会人の人は簿記を学ぶのに有利な立場にあると言えます。
現在多くの会計処理はコンピューター化されています。
とはいえ、当座預金への入金によって売掛金が消えるといった基本的な仕組みが変わるわけではありません。
あるいは、船荷証券( B/L )の現物を見たことがあれば、仕訳問題に出されても記憶に定着しやすいでしょう。
つまり、すでにビジネスの取引について映像が浮かぶ人は、問題も解きやすくなっています。
基本的な問題にとことん慣れていて、ほぼ間違えることがない人
基本的な問題にものすごく慣れているということも非常に重要なポイントです。
それは、簿記3級の合格率が約50%前後で推移していることからもわかります。
難しいですが、それでも合格率50%は二人受ければ一人が合格、あるいは同じ人が2回受ければ一回は合格点が取れるというレベル感です。
すなわち、みんなが落とさない問題を本番で解けるなら受かるはずだ、と自分を信じられます。
これが、合格率5%(20人に1人が合格)とか、そんなテストになってくると、事情が変わり、出題範囲の運不運、得意か不得意か、といった要素も効いてくるでしょう。
基本的な問題で確実に得点する、というのは「あきらめない」ことの裏返しでもあります。
基礎的な問題に慣れてきたあと、過去問レベルの課題から逃げない人
基礎的な問題に慣れてきた後過去問レベルの課題から逃げない人は試験に受かりやすくなります。
というのも、初学者向けの小テスト用問題と試験本番の出題レベルはやっぱり違うからです。
もちろん、試験範囲がある以上、まったく歯が立たないほど難しい問題は出ませんよ。
出ませんが、それでも初めて勉強する人が読むようなテキストの最初の練習問題とは比べ物になりません。
試験本番の独特の言い回しや表現というものもありますから、ある程度、問題が解けるになったら、早めに過去問に取り組みましょう。
辛いですけどね。
たしかに辛い。
本試験はどんな試験でも難しいですから。
インプット(学習)よりもアウトプット(実際に問題を解く)に時間をかける人
インプット(学習)にもアウトプット(実際に問題を解く)に時間をかけるほうが合格に近づきやすくなります。
社会人の勉強、大人になってからの学習どうしてもインプット重視になってしまい、アウトプットが少なくなりがちと自分も感じています。
ものすごく基礎的な問題でも間違える自分が嫌になりますからね。
でも、基礎的で確実に得点することが合否を分けるので、そこは自分に厳しくいきましょう。
向き合っていかないと、それは。
簿記3級の過去問を解き、本試験の時間配分を体感的につかんでいる人
簿記3級の過去問を解いて本試験の時間配分を体感的に掴んでる人はまず間違いなく合格できるでしょう。
大問がどのような構成になっていて、時間をどのように使うか、まで意識がまわっているなら、試験の全体像が見えているからです。
簿記3級の過去問は簿記の学校に資料請求すればもらえますから、1回分を自力で解いてから試験本番を迎えましょう。
無料でもらえる過去問のサンプル(大原)を紹介しておきます。


「ここから入ります」から先は一本道となっていて、無料で各種試験の問題と解答を郵送してもらえます。
簿記3級に短期間で合格する人の6つの特徴とは?|まとめ


ここまでの内容をまとめます。
あらゆる資格試験の中で最も受験者数が多いのが、日本商工会議所の簿記検定だそうです。
日商簿記3級だけでも、受験者は年間30万人を超えますからね。
自営業者だけでなく、フリーランス、会社員、団体職員など、それだけ取り組みやすい割に、メリットも大きい、ということでしょう。
社会人として何から学んで行けばいいか迷っている人にとって、日商簿記3級はとても良い選択肢になると思います。
職場の若い同僚、後輩たちには是非ともチャレンジして欲しいと思います。
受験料のほかに費用はほとんどかからないし、時間を味方につければ、いつかは手に入れられるスキルですからね。




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