こんにちは。
とあるメーカーで20年以上、海外営業に従事している神高(かんだか)です。
ある日、昼休みに職場の若い営業部門の後輩と話していたときのこと……。
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カンダカさん、ぼく大学生の時に簿記三級に挑戦したんですけど、難しすぎてあきらめました。何というか、トラウマなんです。

確かにね。
日商簿記3級の難易度はそれなりに高い。簡単じゃないよ。
最初に「貸方(かしかた)」「借方(かりかた)」を覚えるあたりで、ちょっとした障害がある(笑)
社会人になってから簿記の勉強をゼロから始めて、心が折れそうになる気持ちは、よくわかります。
「働きながら勉強するにしては難しすぎる。独学ですぐに受かる人はどうなってんだ!」
なんてね。
たとえば、簿記3級で最初に学ぶ仕訳(しわけ)は、ギターなら F(エフ)のコードみたいなもの。
ドラクエに出てくる門番の中ボスのように、日商簿記3級の学習を始めたばかりの初学者を悩ませます。
でも、大人になった今なら、最初の壁は何とか乗り越えられるはず。
だから、あえて「いやいや、社会人をしばらく経験しているなら大丈夫。簿記3級なんて超簡単よ」と最初の職場の後輩には伝えました。
なぜか。
それは、会社員としての日々の仕事の中に、「簿記3級」で理解できる仕組みがたくさん隠れているからです。
前向きになれる理由は、これからお話します。
きっと、あなたも大丈夫です。
【悲報】簿記3級の独学が難しい3つの理由とは?|カベを乗り越える秘策、あります
実際、ちょっとした「気づき」がきっかけで、理解の度合いは大きく変わります。
「難しい理由」は「簡単な理由」でもあるので、わかってしまえば、どうということはありません。
とはいえ、簡単じゃない、というあなたの気持ちもわかります。
だから、ここでは「簿記3級が難しい3つの理由」、そして「リベンジ(逆襲)の切り札」を紹介します。
会社に限らず、何らかの団体や組織で数年でも働いた後であれば、日商簿記3級が難しくてトラウマになる、なんてことはないはずです。
記事の最後にも紹介しますけれど、気になる方はお先にどうぞ。
「切り札」とは、ぼくも実際にもらった無料のサンプル教材(簿記3級の対策用)です。
簿記3級が難しい理由は「専門用語」に不慣れだから|理由その1
簿記3級が難しいと感じる理由の第一は、「専門用語」が多く、不慣れだからです。
たとえ商業高校に在籍する高校生、経済学部、商学部に属する大学生だとしても、実際に「手形」や「当座預金」、ましてや「船荷証券( Bill of Lading )」なんて見聞きすることはないでしょう。
一方、社会人になれば入社数年でも財務、会計の専門用語に触れる機会はあります。
営業なら「売掛金(うりかけきん)」なんて日常会話にさえ出てくるでしょう。
営業や資材、あるいは貿易実務などに関わっておれば、まさに日常、毎日の出来事です。
これは、製造部門や品質保証などの会計とは無関係そうな部署であっても同様です。
製造部門、あるいはQA部門でも「消耗品」を発注し、入荷されれば「棚卸(たなおろし)」に備えて帳簿に記録を残します。
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今の時代、実際にはオンライン上にデータが蓄積されていきますけどね。それでも、「原理」を知っておけば「例外」にも対処できます。
つまり、簿記を学ぶことで、あらゆる社内の経済活動が頭の中でつながるのです。
そこまで到達すれば、「専門用語」は単なる「決まり事」ではなく「仕事で使える言葉」となります。
対策:会計に関する「専門用語」を克服するためのポイント
専門用語に慣れるには、会社員なら日々の仕事の中で興味を持つのが近道です。
営業であれば、財務や会計と呼ばれる部署や資材・調達部門の仕事内容にも少しで良いので関心を持ってみましょう。
簿記の仕訳(しわけ)って、結局、バランスというかペア(組)だからです。
何かが増えれば、何かが減る。
あるいは、その責任を負う。
みたいなことで成り立っています。
その対比で理解を深めていけば、すべてを暗記せずとも体系的な知識が身に付きます。
簿記3級を取得することのメリットがわかってないから|理由その2
簿記3級を難しく感じる二つ目の理由は、取得のメリットをわかっていないからです。
簿記3級の内容を習得することで、自力で「確定申告」できるだけの基礎知識が身につきます。
単なる確定申告ではなく、控除額の大きい「青色申告」でさえ一人でできます。
年収二千万円を超えていないサラリーマンは、確定申告なんて必要ありません。
でも、「あー、確定申告なし。楽で良かった」なんて言っている場合ではないんですよ。
確定申告は「税金を取り戻すためのツール」であり、「事業・副業をやり遂げるための道具」でもあるのですから。
- 詳しくはこちら:日商簿記3級を勉強・取得した会社員なら確定申告なんて楽勝だ
メリット:簿記3級レベルの知識があれば、税理士に頼まず一人で青色申告できます
サラリーマンとして定年退職を迎えて、そのあと、一生困らない年金と蓄えができている自信があるなら、この記事は忘れてください。
でも、おそらく我々は定年後も働くことになりますし、数年以内に副業が全面的に解禁されて、フリーランス的な仕事を個人事業主として始めるかも知れません。
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英語とか、ライティングとか。新たに勉強してプログラミングとか。
年齢を重ねても、いろいろ学び、挑戦できますからね。
そんなときに「簿記3級」レベルの会計知識はとても役に立ちます。
簿記3級レベルのイメージが頭の中にあれば、今はクラウド会計ソフトが発達しているので税理士に頼まず一人で青色申告できます。
実際、ぼくも2020年3月に確定申告(人生初の青色申告)を経験しました。
今は AI 付きのクラウド会計があるので、本当に楽です。
AI(人工知能)が仕訳(しわけ)の候補を示してくれるので、使えば使うほど楽になります。
そして、最後は青色申告用の帳簿を自動で集計してくれます。
≫日商簿記3級を勉強・取得した会社員なら確定申告なんて楽勝だ
法人格(会社)なら税理士が必要でしょうけど、個人の確定申告(青色申告)は月々千円ちょっとのアプリだけでこなせます。
市販されている書籍(本)だけで学習を完結させようとするから|理由その3
日商簿記3級を難しく感じてしまう最後の理由は、「市販の書籍だけで学習を終わらせようとする」からです。
かなり薄い本、さらに「10日間で合格!!」なんて過激なタイトルの参考書が書店にはあふれています。
しかし、簿記でも英検でも、入門編の3級とはいえ本番の試験(本試験)が解けてはじめて合格です。
問題集が解けても、試験の本番では時間が足りなくなったり、盛大な勘違いをしてしまったり、と予想外のトラブルは起きます。
ですから、1回分でかまわないので過去問を手に入れて、一度、時間を測りながら解いてみましょう。
試験本番で「初めて」2時間とおしで問題を解いた、なんて経験値では厳しいですからね。
簿記3級の試験対策:過去問は書店で買わずとも無料で手に入ります
日商簿記の場合、過去問を書店で買う必要はありません。
TAC や大原簿記学校で資料請求すれば、無料で最新(前回)の過去問と解説がもらえます。






いわゆる来場者プレゼントみたいな「販売促進用の特典」なので、遠慮なくいただきましょう。
また、簿記3級レベルであれば、Youtube にたくさんの動画も上がっています。
話し方が好き、見た目が好み、なんて相性が良さそうなレクチャー動画があれば、息抜きに観るのも一案です。
まとめ:それでも簿記3級が難しいと感じるなら、フリーの教材もあります
ここまでの内容を振り返っておきましょう。
極端なことをいえば、簿記3級の範囲は日々の経済活動を「足し算」と「引き算」に置き換えただけですからね。
ぼくも勤め先が製造業なので、若い頃に頑張って日商簿記2級まで取りました。
必要だと思ったから、チャレンジしたのです。
簿記3級は、原価計算がないから、仕入れと販売、個人商店のビジネスそのものです。
学ぶ価値は、十分にあります。
さいごに。
「簿記3級はもう無理だ、とてもチャレンジできない」という変な自信がある方へ。
「リベンジ(逆襲)の切り札」として、試してほしい無料の「テキスト&動画教材」があります。
これ、簿記・会計専門学校「東京CPA会計学院」のサンプル教材なんですよ。
実は、ちょうど「日商簿記3級」の範囲をしっかりとカバーしています。
しかも「無料」なのに内容はホンモノ、丁寧に作られた一流の教材です。
じつは、ぼくも「参考書」と「問題集」、そして「講義動画(全6回)」をいただきました。
講師は現役の公認会計士の方です。
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深く、深く理解している先生の説明は、実にわかりやすくて驚きます。
お忙しいなら、第1回だけでも視聴ください。感動しますよ。
もう一度、簿記3級に挑戦したいけれど、できるだけ費用はかけたくない。
そんな方にぴったりです。
無料の資料請求とメール登録だけですから、5分もあれば簿記3級の動画学習を始められます。
実際に教材を無料でいただいた方法を紹介している記事があるので、興味がある人は同じ方法を試してみてください。
動画へのアクセス方法は電子メールで届きますから、すぐに勉強を始められます。
メールアドレス、住所、氏名程度なので、スマホからでもすぐに入力は終わります。
資料請求した後もとくにしつこい勧誘などはありませんでしたから、安心して取り寄せてみてください。