こんにちは。
とあるメーカーで貿易実務に関わって20年超の神高(かんだか)です。
インターネットで検索しているとき、ふと「簿記3級なんて、誰でも受かるよ」という古い書き込みを見つけました。
十年以上も前のものです。
たしかに、ぼくが挑戦した2003年頃は、日商簿記2級・3級ともに「まだ」簡単でした。
でも、今の日商簿記三級は違います。
また、「取っても意味ない」ようなスキルでもない。
会社員として日々、数字に接していても、試験は試験ですから、ペーパーテスト独特の難しさがあります。
合格率こそ50%前後あるとはいえ、何も準備せずに受ければ結果、惨敗でしょう。
今、読んでいただいている、ということは、このような状況ではないですか?
- 書店で3級の参考書を買ったけど、「誰でも受かるよ」なんてレベルじゃない
- 日商簿記3級を一度受けてみたけど、全く合格する気がしなかった
- 会社から日商簿記2級まで合格するように指示があり、途方に暮れている
そんな「あなた」のお役に立てるよう、「簿記3級なんて、誰でも受かるよ」と言った人の真意(本当の意味)を一緒に考えてみましょう。
「簿記3級なんて、誰でも受かるよ」の本当の意味とは?|意味ない、ことはない!
「簿記3級なんて、誰でも受かるよ」と話す人の真意(本当の意味するところ)は何でしょうか。
考えられる理由(仮説)は以下の4つです。
「履歴書に書けるのは2級から」という先入観に毒されているから|第一の理由
「履歴書に書けるのは2級から」という先入観に毒されているから、というのが、一つ目の仮説です。
新卒の就職活動において、あらゆる資格試験について「履歴書に書けるのは2級以上」なんてことがまことしやかに言われているからです。
たしかに、英検にしてもそうですよね。
カラオケボックスの看板に「冷暖房完備」なんて書かないのと同様、中学卒業程度とされている「英検3級」を履歴書には書かないでしょう。
とはいえ、英検にしても3級は実は難しい。
過去に使われた実際の問題(無料の過去問)を見てもらえばわかります。
普段から英語に接していないなら、予習することなく、この「中学生」レベルの問題を解くのは至難の業です。
最初の語彙問題(単語の意味を選ぶ問題)25問を自信を持って答えるのは至難の業(わざ)です。
「簿記3級は簡単」という人のいくらかは、この「先入観」をもとに発言していると想像されます。
しかし、実際の簿記3級は難しいですし、実は履歴書に書けるレベルの資格試験です。
実際に簿記3級を受験しているかどうかは関係なく、深い考えもなく発言しているのでしょう。
特に、新卒や会計の仕事が未経験の方であれば、履歴書で大いにアピールすべきです。
「未経験者」を「経験者」に引き上げてくれるきっかけとして、「日商簿記3級」は十分。
履歴書の「免許・資格欄」に日商簿記3級は書けるレベルの資格試験です。
勤務先の経理部、財務部の担当者が日商簿記2級以上を持っているから|第二の理由
勤務先の経理部、財務部の担当者が日商簿記2級以上を持っているから。
これが二つ目の仮説です。
実際のところ、それなりの規模の会社(法人)であれば経理担当者は日商簿記2級以上の知識とスキルを持っています。
少なくとも期末に税理士さんと会話できる程度には会計と税務の知識がなければ、文字通り「話になりません」から、結果として日商簿記2級程度を取得することになるのでしょう。
ただ、だからといって「簿記3級」が簡単とはいえません。
あらゆる仕事は、「適性(センス)」の有無で続けられるかどうかが決まります。
いわゆる「向いているかどうか」ですね。
そして、財務部門や会計部門に所属している人は、程度の差こそあれ、「簿記」の知識を用いて数字を扱うのが好きなはず。
つまり「適性がある」人たちです。
逆に「適性(センス)がそれほどでもない」人にとって、簿記は3級でも容易ではありません。
学習を始めたばかりの「ハードル」は、センスの有無で高さがずいぶんと変わります。
「センスがある人」にとってみれば、簿記3級は難しいテストではないでしょう。
商業高校出身で、若いころに強制的に勉強する機会があったから|第三の理由
商業高校出身で、若いころに強制的に勉強する機会があったから。
これが、考えうる3つ目の理由です。
中学校を卒業してすぐ、16歳から18歳の時期に学ぶことは社会人になってからのそれとは習得スピードが全然違います。
ぼくの父親は中卒で職人をしていましたが、父が言うには「10代で身につけたことだけは、目を瞑っていても、どんな姿勢でもできる」と言っていました。
たしかに、ぼくも英語を仕事で使うようになり、社会人になって憶えたフレーズや表現はあります。
しかし、会話の中で反射神経的に返せるフレーズや単語って、高校時代に憶えた短い文章(例文)からのものがほとんどなんです。
簿記の仕訳(しわけ)にしても、10代で基礎的なパターンをいくつもこなしておけば、変則的なパターンが来ても応用できます。
一般的な資格試験はペーパーテスト、つまり「制限時間がある紙へのアウトプット」ですから、即座に頭に浮かぶパターンを若いうちに積み上げた方が強い。
そんな人からみれば、「日商簿記3級」は難しくない試験でしょう。
「相応の努力をすれば」という前置きを省略して話しているから|第四の理由
「相応の努力をすれば」という前置きを省略して話しているから。
これが、予想される最後の理由です。
たしかに、考えてみれば日商簿記3級は「どんなに努力をしてもうからない」試験ではないはずです。
というのも、実際に試験を受けるかどうかは別にして、世の中で個人商店や自営業、フリーランスをしている方は皆、簿記3級範囲の会計知識をお持ちだからです。
また、必要に応じて税理士さん、会計士さんと相談しながら納税をしています。
もちろん、何も学んでいなければ「簡単」ではないですよ。
個人事業主の確定申告にしても、何の知識もない状態では終えることはできません。
とはいえ、相応の努力をして、学び続ければ、到達できない領域ではない。
「いや、こんな苦労してね……」とベラベラしゃべる方ばかりではないにせよ、探せば世の中、社長さん、個人事業主さんだらけです。
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ぼくの父親も、職人であり個人事業主でした。
簿記3級レベルの会計知識は「自分のビジネス」を運用する人なら、それ相応の努力をして身につけているのです。
会社員として経験を積んだ人にとって簿記3級は決して超えられないハードルではないですし、「確定申告(青色申告)」という実利もあります。
日商簿記2級は難化が激しいので、3級から確実に合格したい|まとめ
ここまでの内容をまとめます。
日商簿記は2級の難化(難しくなり具合)が無茶苦茶なので、3級、2級の併願よりもまずは3級に確実に受かる、という戦略が今は現実的だろうと思います。
それでも、ゼロから学ぶには、ちょっとした覚悟が要りますけどね。
ぼくが日商簿記3級、2級に合格した2003年頃は、併願してもそれほどの負担ではなかったですし、ぼく自身は製造業のいわゆるスタッフ(たしか生産技術部、だったかな)だったので工業簿記まで含めた2級を最初から狙っていましたのでね。
もし仮に、あなたが「簿記3級に挑戦してみようかな。でも、お金はかけたくない」と考えているなら、ご紹介したい方法があります。
あやしい方法じゃありません。
無料でもらえるサンプル教材が、丸ごと「日商簿記3級」の範囲なのです。
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