こんにちは。
通関士試験を3科目受験で4回も受け、ようやく合格した神高(かんだか)です。
.jpeg)
通関士試験の時間配分、特に途中退室できるかどうか、本当に退室する人がいるのかを知りたいですか?4回も試験会場の広島経済大学に通ったので、試験中の途中退出の事実をお伝えします。
通関士試験は途中退室(試験の途中で試験会場を出ること)が公式に認められています。
その根拠となる記述が「通関士試験受験案内」の中にもあります。
試験開始後30分間及び試験終了前10分間は、試験室からの退出を認めません。
―引用元:第53回通関士試験受験案内(財務省)
逆に読めば、これ以外の時間帯であれば、途中退出ができる、ということです。
もちろん、再び試験会場には戻れないので、途中で会場を出た科目の答案は提出することになります。
合格した4年目、ぼくはこの途中退出制度を使いました。
【重要】通関士試験の時間配分|途中退室する人に焦らないで!

通関士試験は3科目を一日で受けなければなりません。
各科目の試験時間を一緒に復習(見直し)しておきましょう。
- 09:00 試験会場に集合(遅刻しないで!)
- 09:30~10:20 – 通関業法<50分>
- 11:00~12:40 – 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る。) <100分>
- 13:50~15:30 – 通関書類の作成要領その他通関手続の実務<100分>
「試験開始後30分、終了前10分は外に出られない」ということは、通関業法は10分間、他の2科目では60分間、試験会場を出られる時間帯がある、ということになります。
ただ、試験会場を途中で抜ける人なんているのかどうかですが、実はかなり「抜けます」。
通関業法(1科目目)の途中退室はかなり多い|ゾロゾロと出ていきます
通関業法(1科目目)は50分間のテストですから、途中退室のチャンス(というのも変ですが)は10分間しかありません。
時間帯でいえば、10時から10時10分の間が該当します。
そして、ぼくが受験した広島会場では、数名というレベルではなく、かなりの人数が途中退出していました。
一度、受験したことがある方ならわかると思いますが、通関業法は50分でもかなり時間が余ります。
というのも、序盤に空欄に当てはまる最も適切な語句を選択肢から選んで解答する穴埋め問題(選択式、と呼ばれます)がずらっと並んでいるからです。
選択式と呼ばれる問題の中で、「正誤」を答えるタイプは難しいのですが、この穴埋め問題はほとんどが基礎的な内容で構成されていて、しかも選択肢自体がヒントになっているので、すぐに終わってしまいます。
「通関業法」はもともとの範囲が狭いので、問題集を繰り返し解くだけで記憶に定着しやすい。
だから、ぼくも3年目、4年目には途中退席し、浮いた時間を次の科目の準備に充てました。
関税法(2科目目)の途中退出もいることはいる|あまり多くはない
関税法・関税定率法(2科目目)の途中退室も、やろうと思えばできます。
時間帯でいえば、11時30分から12時30分がそれに当たります。
とはいえ、2科目目を途中退席する人はそれほど多くありません。
通関業法ほどではないですが、最初の穴埋め問題は比較的、早く解けます。
しかし、その他の「選択式」「択一式」はおいそれと解けない問題が並びますから、解答にはそれなりの時間を使います。
そして、1問題の見直しをしている時間帯に「ひっかけ」や「自分の勘違い」に気づくことがあるので、マークしなおしが何度か発生します。
結果、見直しをしっかりすれば、100分間ほぼ全部を使い切ることになるでしょう。
もちろん、十分に試験時間が余るなら、途中退室する戦術は悪くないですよ。
昼食を早めに食べられるので、食後に体を休める時間をつくれます。
ただ、関税法は年によってかなり難しいときもあるので、油断大敵です。
通関業法(1科目目)のような決め打ち(前もって決めて行動する)までは不要ですし、できなかったからといって不安になる必要もない。
本当の闘いは、3科目目の「通関実務」ですから、2科目目で大きなミスをしないように戦いを続けます。
通関実務(3科目目)で途中退出する人はおかしい|絶対におすすめしません
通関実務(3科目目)でも途中退出する人もいるにはいますが、おかしな判断です。
絶対におすすめしません。
というのも、3科目目が通関士試験の本当の「山場」だからです。
3科目目で最後の最後まで時間を使わずに抜けるなんて、もったいない限り。
時間が余ったとしても、最後の1秒までマークミスや計算ミス、いや「名前を正しく書いてあるか」のレベルにまでチェックにチェックを重ねましょう。
たとえ、絶対に受からない自信(?)があったとしても、最後まで頑張るのです。
数ヶ月の努力はすべて、この100分に集約されるのですから。
【重要】通関士試験の時間配分|途中退室する人に焦らないで~まとめ

ここまでの内容をまとめておきましょう。
来年合格したいなら、逆説的ですが「今年こそ」本試験を受けてみるべきです。
通関士試験対策で定番とされている模擬試験であっても「模試は模試」に過ぎません。
得られる経験値は、ドラクエなら「メタルスライム」と「はぐれメタル」くらい違います。
・・・ まあ、10倍くらいですかね(笑)
試験本番の緊張感、臨場感は、そのくらい、なにものにも代えがたいものです。
だから、たとえ準備不足を自覚していても、毎年、受けたい。
自分の可能性を信じたって、良いじゃないですか。
受験の申し込みから試験本番までの約2か月で、大きく成長するかも知れない。
そして、試験を受けたからには、合格するつもりで最後の1分1秒まで戦い抜きましょう。
「勝つつもりで戦った経験」は、不運にして翌年、受験するときにも必ず力になります。
もちろん、「今年、受かるぞ」と思って本番を迎えてくださいね。
この記事を読んでいただいている、ということは、試験本番が近いのでしょうから。
遠くから、通関士試験の合格を祈ってますよ!


