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通関士試験を2022年(令和4年)に受けたい方への3つのアドバイス

貿易実務・通関士試験

こんにちは。

とあるメーカーで貿易実務に関わって20年超の神高(かんだか)です。

神高
神高

2022年(令和4年)の通関士試験を受けたい、と考えていますか?そんな方に3つのアドバイスがあります。

通関士試験には科目免除なしの3科目受験で合格しています。

ブログで通関士資格や貿易実務周辺のことをいろいろ書いていますけれど、白状すると自分はあまり優秀じゃなかった。

通関士資格合格まで4年(4回)かかっています。

ただ、いまから振り返ると「もし仮に、今の経験値を持って過去に戻れるなら、4年といわず、2年までは合格を短縮できるかな」と思えるので、これから受験を検討している方へ3つのアドバイスを贈ります。

  • 早めに無料の過去問を眺めてみましょう
  • 間に合うなら、2021年の本試験を受けましょう(注:2021年は10月3日が試験本番です)
  • あきらめず、時間を味方につけましょう

の3点です。

通関士試験を2022年に受けたい方への3つのアドバイス

フィーダーコンテナ船

2021年半ばの時点で「2022年の通関士試験を受けたい」と考えているということは、おそらく通関士試験に向けた学習に取り組んでいる人でしょう。

神高
神高

夏の時点で勉強が進んで公開模試まで受けているのに「来年には受けたいな」なんて考えているなら、あまりに「謙虚」すぎます(笑)。

試験に申し込んだら「ラッキーでもかまわない、合格するぞ」と決意を新たにしてください。

さて、ここから先はそんな

  • まだ通関士試験(本番)を受けたことがない人
  • ほとんど勉強せずに(ノーベンで)本番を受けたけれど、やっぱり落ちた人

に向けたアドバイスです。

無料の過去問を眺めること|アドバイス1 – 通関士ポータルに解説付きの過去問があります

通関士ポータルというネットにある無料の過去問を眺めること。

これが一つ目のアドバイスです。

通関士試験の過去問は「税関」のサイトに過去3回分、そしてさらに古いものは「通関士ポータル」という日本関税協会が運営するサイトで公開されています。

この「通関士ポータル」の過去問は正答だけでなく解説付きなので、これから通関士試験の勉強を始める人にとって貴重な情報源。

試験に興味を持った段階なのであれば、まずは通関士ポータルにある過去問を眺めてみましょう。

国際物流の分野で何年か経験を積んだ人であっても、問題文すべてが法律に基づく記述なので最初は意味がわかりませんし、ましてや正答を選ぶ、なんてほど遠いと感じることでしょう。

しかし、あくまで「出題範囲のある試験」なので対策していけばパターンはつかめます。

最初はわけがわからなくても、大丈夫です。

2021年の本試験をとにかく受けること|アドバイス2 – 8月初旬まで間に合います

2021年の本試験を受けること。

これが2つ目のアドバイスです。

いずれ合格したいなら、2021年の本試験こそ、受けましょう。

絶対に合格しない、ゆるぎない自信がある?

いやいや、結果はわかりませんよ。

それから、試験本番を一度経験しておくことで、たとえ合格できなかったとしても、2022年以降の合格率はグッと上がります。

例年、7月に入ると通関士試験の願書は全国の税関で入手できますから、間に合うなら申し込みを済ませましょう。

受験料なんて、安いものです。

通関士試験が実施されるのは10月上旬。

季節の変わり目で暑かったり寒かったりする時期ではありますが…。

逆にそんなシーズンに、物見遊山気分、小旅行にでも出るつもりで本試験を受験しておくのです。

試験会場は、おそらく大学や専門学校のキャンパス(校舎)が多いでしょう。

2021年の通関士試験の概要は、税関の公式サイトで確認できます。

第55回通関士試験(令和3年)
  • 自宅から試験会場の最寄り駅に行くにはどれくらいかかるのか
  • 最寄り駅から試験会場まで、歩いてどれくらいかかるのか
  • 会場までの道中にコンビニや食堂はあるのか
  • 試験会場の空調設備はどの程度か
  • 試験を受ける机やイスの座り具合、硬さなどはどうか

初めて試験を受ける時にはわからない、こんな細かいことも一度、試験本番を経験しておけば対処できます。

ぼくの場合、試験会場(広島経済大学)の椅子が固い(木の板ですから……)ので2年目から厚めのタオルを椅子の上に敷いていました。

1回目の受験では、そんなことまで気が回りませんでしたけれど、経験しておけばプラス材料です。

時間を味方につけること |アドバイス3 – インプットする時間をかせぎましょう

時間を味方につけること、これが3つ目のアドバイスです。

一般的に、通関士試験の合格には350時間程度はかかる、とされています。

トータルの勉強時間だけにフォーカスするのは、4年間の失敗、個人的な受験経験から反対です。

勉強に使った時間だけが、合格の条件ではないですからね。

とはいえ、インプットのため、試験問題を理解できるレベルに到達するためには、ある程度の物理的な時間がかかります。

我々は「スーパーサイヤ人」でも「精神と時の部屋」を使える立場でもない。

でも、早く学習を始めた人は時間を味方につけることができます。

これは、間違いない。

「1日3時間、3ヶ月で合格するぞ」なんて、決意するのは簡単ですけれど、実施するとなると誰でも継続できることではありません。

少なくとも、ぼくはできませんでした。

あなたにとって、知識が頭の中に蓄積されるイメージって、どんな感じですか?

ぼくは、ペンキを壁に塗り重ねていくような感覚があります。

試験問題を読み、「ああ、どこかで似たような解説を読んだことがあるな」と思えるとき、おそらく何度も似たような説明や基礎的な問題を目にしています。

過去に1度解いた問題をズバッと1回で解ける、そういうことはよほどシンプルな設問を除くと稀(まれ、レア)なんですよね。

そして、通関士試験の場合、試験本番で求められる解答はそこまでシンプルじゃない。

だから、本番の試験問題を解けるようになるには、ある程度の時間が必然なのです。

通関士試験を2022年に受けたい方への3つのアドバイス|まとめ

ビジタブル - busitable -

ここまでの内容を目次形式でまとめておきましょう。

今年、受けるのはつらいな、と思う気持ち、ぼくにもよくわかります。

ストレート合格できることばかりではないので、資格試験なんて楽しいことばかりではない。

実際、通関士の資格なんて無くても、貿易関係の仕事は十分にできますし、勤め先にも貢献できるでしょう。

十分に現場で経験を積んできたのなら、いろいろな形で仕事で恩返しができます。

とはいえ、自分の限界、守備範囲を少しでも広げたい、ストレッチしたいなら、働きながら取れる資格への挑戦は効果があるし、とても効率的です。

なにより、試験準備をするだけで頭の中に一通りの「専門用語」が並びます。

たとえば仕事中に Google や Bing などで検索するにしても、的確な答えが見つかりやすくなるでしょう。

他所蔵置(たしょぞうち)、保税運送(ほぜいうんそう)、なんて用語を知っておくだけで、仕事の幅、選択肢は広がります。

べつに、誰に頼まれたわけでもないのに通関士試験に興味があるのなら、それも何かの縁(えん)じゃないですか?

だから、受けられる本試験(本番)は全て(毎年)チャレンジしてみましょう。

「どうせ、不合格だろう(苦笑)」

そう自嘲しながら準備不足のまま受験しても、不合格とわかればやっぱり気持ちは沈みます。

ぼくも、3年目は特にきつかった。

自己採点では「あと1問」でしたからね。

でも、その経験なしにゴールには到達できないのです。

もし仮に、ぼくと同じように合格まで4年かかったとして、その時点で何歳でしょう?

仮に25歳なら、まだ29歳。

30歳なら34歳、40歳ですら44歳です。

まだまだ若いし、資格の勉強を通じて得た知識や経験をずっと仕事で長く活かせるでしょう。

働きながら、仕事と直接関係ないことを勉強するのは最高の「道楽」であり「自己研鑽」です。

だから、結果をあせる必要はありません。

時間を味方につけて、少しずつ学べばいい。

スマホゲームやテレビに使っている1時間、いや30分を活用してみましょう。

  1. 過去問でゴールのイメージを大まかにつかみ、
  2. 本試験会場で来年、確実に合格する体験をした上で、
  3. 1年をかけてトータル350時間の学習時間を確保する

こんなイメージが描けるなら、2022年の合格は現実的な目標になるはずです。

もちろん、短期集中で勝ってもいい。

じゃあ、どのような教材で学ぶのか、については、別の記事にまとめています。

最近はスマホ(動画・アプリ)で学べる通信講座も増えているので、相性が良さそうなものを選んでください。

いずれも資料請求は無料ですから、チャレンジを決める前にパンフレットを集めてみましょう。

全体的な学習プラン、到達しなければならないレベルをイメージできるようになります。

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