こんばんは。
とあるメーカーで海外営業に就いて20年超の神高(かんだか)です。
自由に海外出張ができないため、 Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ) などのビデオ会議システムを使った打ち合わせが増えています。
そして、Teams の録画機能( Stream というアプリ名)には、二つの気が付きにくい制限があることに、ようやく気付いたんですよ。
- 無料版の Microsoft Teams には会議を録画する機能がない。
- 有料版の Teams には Stream (ストリーム)という録画機能があるものの、部外者と共有できない。
人間ぜいたくなもので、当たり前にできそうな「ストリーミング録画」ができないだけで戸惑います。
ただ、マイクロソフトはセキュリティを考慮して、今のところは二つの制限を維持しています。
ちょっと気づきにくいポイントでした、ぼくには。
Microsoft Teams(チームズ)の無料版は録画できません!|有料版でも制限があります。それは…

有料版の Teams には Stream (ストリーム)という録画機能があるものの、部外者と共有できない。
これは意外と盲点で、ぼく自身、いろいろ試して結局、使えないと理解しました。
Teams を含む Microsoft 365( Office 365 から名前が変わりましたが、まだ迷います)は部外者に「うっかり」情報を漏らさないための仕組みが工夫されていて、Streams による会議の録画も該当しているわけです。
この時、部外者は「 ~@hogehoge.co.jp 」などの法人用ドメイン(メールアドレスの@以下)が違う人を指しています。
だから、逆にグループ会社が枝分かれしているのに社員全員が「 ~@hogehoge.co.jp 」と同じメールアドレスを使っておれば、お互いの会議動画などを閲覧できてしまう可能性もあるわけです。
Microsoft 365 (旧 Office 365 )を組織別にスッキリと使おうとすると、グループ会社同士はドメイン(メールアドレス)を別にするのが判りやすそうですね。
ちなみに、ぼくのドメイン「 ~@kandaka.work 」もサーバー側でメールアドレスを取ることができ、実際に一部のサービスでログイン用の ID として利用しています。
今はまだ自分ひとりだけですけれど、将来的には家族や仲間で @kandaka.work を使う、なんて活用法もありそうです。
Stream で動画を共有できないときは OneDrive などにダウンロードしましょう
Steam の会議動画は部外者とそのまま、アプリ内で共有できません。
共有できないのですが、一度、Stream に生成できたファイルはダウンロードできます。
ファイル形式は mp4 ですから、iPhone、androidに関わらず、スマホでもパソコンでも特に扱いには困らないでしょう
ただ、OneDrive(マイクロソフトのストレージ) の中だと部外者(@hogehoge.co.jp 以外、しつこいですか)とファイル共有できない仕様にシステム管理者の方がしているかも知れません。
その時は BOX なり、Google Drive なり、別のクラウドストレージサービス(ストレージ=保管庫)で共有することになります。
セキュリティ確保のためなので、ある程度の不便は仕方ないでしょう。
Teams の録画機能を使えば社内向けの教育資料(動画)が簡単に揃います
Teams は会議用のサービスですけれど、一人でログインした状態でも使えます。
ですから、たとえば対面式で後輩に作業の手順を説明する様子を録画すれば、社外、部外者をシャットアウトした動画がすぐに完成します。
マイクロソフトがサーバー側で用意してくれている「音声による自動字幕作成(キャプション生成)にも対応しているので、わかりやすい動画を手間暇ゼロで作成できる。
もし「旅費精算の方法」「会議室の取り方」「標準的なプレゼン資料の使い方」など、何度も同じ内容を新入社員に伝えているなら、Stream の動画に任せることもできます。
とはいえ、日本語だと AI の認識能力も発展途上なのでしょう。
そこそこ活舌(かつぜつ)に気を付けて話しても、奇妙な変換が残ってしまいますけどね。
Microsoft Teams(チームズ)の無料版は録画できません!|まとめ

ここまでの内容をまとめておきましょう。
Microsoft Teams の進化には期待してましてね。
何となくウインドウズ 95 が 98 になったり、CD 音源を mp3 に落とせるようになった頃を思い出します。(古い?)
しかも、クラウドサービスだから翻訳とか画像認識がパワフルですよね。
地方の製造業であっても、海外の顧客、あるいは他国の工場スタッフと話をする機会がある時代。
- 自動で字幕を生成(今ここ)
- 自動で翻訳した字幕まで生成
- 手元のスマホに「翻訳した字幕」と「元の言語の文字おこし」を表示
なんて感じで段階的に進化してくれると、各種の打ち合わせも楽になるでしょう。
Microsoft 365( Office 365 )をワード、エクセル、パワーポイントのためだけに使うのはもったいない状況になっています。
有料版の Teams を含むサブスクリプションを職場が導入してくれているなら、RPA など新しい時代に触れるチャンスですよ。





