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「税関」は英語で「customs」~では「通関」は何?

貿易実務・事務処理

貿易実務の世界は、英語と関係が深いとはいえ、少し特殊な用語を使います。

タイトルの答えがわかりますか?

ちなみに、「通関(つうかん)」は「税関から輸出許可、輸入許可を得るまでの手続き」を指します。

「通関」をあらわす英語、答えは…… CM の後で。

「税関」は英語で「customs」~では「通関」は何?

正解は、「 customs clearance (カスタムズ クリアランス)」でした。

注: customs と複数形であることに注意してください。

さて、この「 custom 」ですが、一般的な文面の中で単数形であれば、「慣習、習慣、しきたり」などを指します。

Ah, it is a local custom of this area. (ああ、この地域の習慣なのですね) といった具合。

(可算名詞(数えられる英単語)なので、a custom か customs のどちらかです)

ところで、この「慣習」と「税関」の語源が一緒、って知ってましたか?

「関税」の本来の意味は「関所の通行税」

時代劇などを見ていると、時々、出てきます。

昔は、主要な道に「関所(せきしょ)」、つまり「ゲート」が設けられ、そこを通るたびにお金を徴収していました。

セキュリティ(保安)の意味もありますし、その土地の副収入にもなります。

さて、その「関所」ですが、常時、通行料金を徴収をしていなければ機能しません。

特にタリフ(価格表)やルールもなく、気まぐれで通行料を徴収すれば、通行者の理解を得られないからです。

(勝手な想像ですが、そんな時代に越境していた人の多くは商人(ビジネスマン)だったのではないでしょうか。用事もないのに越境するのは、今も昔もお上に怪しまれます)

つまり、「慣習として」関税を徴収していたので、意味が転じて「 customs 」=「税関」となったのです。

「通行」+「所」≒「通行税を取る関所」≒「税関」と理解しておけば、イメージしやすいですね。

この英語の「custom (慣習)」は、「 customer (顧客) 」、「costume (あるカテゴリー特有の服装)」といった言葉たちとも、ルーツは同じだそうです。

「通関」の「カスタムクリアランス」は日本語化している

貿易実務に日々、従事していると、この「カスタムクリアランス」というカタカナ用語はすっかり日本語化していることに気づきます。

乙仲業者や保税倉庫とのやりとりの中で、「カスタムクリアランス」という単語が出てくれば、輸入通関、輸出通関のいずれかを指しています。

それだけ、「クリアランス」という言葉の響きが、日本人の頭に残りやすい、とも言えます。

「終わったー」というニュアンスをつかみやすいのでしょうね。

ちなみに、「カスタムズ クリアランス」と複数形を強調すると、「面倒くさいヤツめ」と思われるので、そんなことはやめましょう。

税関にある大きな犬の人形は「カスタム君」

「さんまのまんま」に出てきそうな、黄色い犬型のキャラクターを空港などでご覧になったことがあるでしょうか?

彼の名前は「カスタム君」(くん、だから、オスですよね?)

当然ながら、税関をあらわす「 customs 」に由来します。

彼は時々、税関のイベントに出演し、税関の啓もう活動に従事しています。

実は、彼、ツイッターもやっていまして、語尾では「~だワン」とつぶやくことがわかっています。

興味のある方はフォローしてください。(ぼくも、フォローしてますよ)

まとめ:「通関士」は英語で……

いかがでしたでしょうか。

2019年度の「通関士試験」の詳細が公表されたことを受けて、「税関」「関税」の英語表現について、一緒に考えてきました。

ちなみに、「通関士」の英語表現ですが、これはいつも迷います。

Wikipedia では 「 Registered Customs Specialist 」となっていますが、国によっては制度自体があったりなかったりなので、通じない可能性もあります。

ただ、一つわかっているのは、カナダには「登録通関士」に相当する「Certified Custom Specialist 」という資格があるということ。

あの(というか、リクルート社が日本に連れてきた)「 indeed 」で検索してみると……

こんな感じでかかります。

いくつかの仕事で、「 Certified Customs Specialist (CCS) preferred 」とありますね。

海外で何か手に職を付けて、と考えるのであれば、こういう専攻も面白いかも知れません。

注)遅くなりました。もし、日本の通関士試験に関する情報を探して訪問いただいたのでしたら、こちらをどうぞ。

管理人の自己紹介
この記事を書いた人
Tohma Kandaka

神高 十真(かんだか とおま)
1974年生まれ
地方企業(メーカー)の海外営業職
貿易実務、英語などを一緒に学ぶビジタブル|busitable の中の人
通関士試験合格(3科目)、英検1級、TOEIC 900点-(計測中)、日商簿記2級、知財技能士2級など

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