無料講座 「30分で学べるはじめての輸出」のススメ|JETRO

サイゴンの夜景貿易実務・事務処理

独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ) – Japan External Trade Organization(JETRO) は、貿易に関するいろいろな情報をまとめてくれています。

今回、ジェトロが用意してくれた無料講座 – 「30分で学べるはじめての輸出」がわかりやすかったので、ご紹介しましょう。

自動再生されるスライド(パワーポイントのようなもの)に音声が入っていますから、人から教えてもらうような感覚で話を聞くことができます。

「なぜ、輸出?」「輸出して、何かいいことあるの?」から始める無料講座

この一連の講座は、「第1章 「海外で商品を売りたい!」・・その前に」というタイトルで始まります。

FOBCIF も、まだ出てきません。

(今までは日本だけだったけど)海外で商品を売りたい!!

というストレートな希望を、どう実現するのか。

このテーマからわかるように、受講の対象は輸出をしたい「中小企業」「個人事業主」です。

(すでに企業で貿易実務に就いている人は「輸出したい!」とは思わず、「安全に代金回収したい!」「納期遅れをなくしたい!」「デマレージを防ぐには、どうすればいいの?」などと思うものでしょう?)

講座の中では、日本の伝統的な商品(お酒や工芸品)の輸出事例が簡潔に紹介されます。

「こんなことも……輸出におけるトラブル事例」を紹介

人口減少などで市場が縮小している日本国内とは異なり、地域によっては徐々に人口が増え、若者の平均所得も上昇している国や地域があります。

そういった市場でお客様の指示が得られるなら、日本市場を横に見ながら、売り上げを伸ばすことができます。

一方で、日本国内における「販売」と同様に、トラブル(クレーム)になる事例もあります。そのための心構えも、講座の中で説明してくれます。

基本的には、日本国内と同じなんですけどね。

ただ、言葉や文化、考え方、趣味嗜好などいろいろな差異が「初めから」あるので、その点の理解に努めよう、というお話です。(逆にいえば、日本で人気のないものがすごく売れたりする可能性もあります)

輸出の手続き(プロセス)を6段階で解説

30分ですから、貿易実務(特に書類関係)の解説はできません。ただ、その前提となる考え方の解説があります。

  1. 輸出の目的を明確にしよう!
  2. 現地を知ろう!
  3. どう輸出するか決めよう!
  4. 取引先候補を探そう!
  5. いざ商談!
  6. 取引先が決まったら

企業で貿易実務に関わる人でも(人こそ、でしょうか)、こういった最初の理念を深く理解せずに日々の業務にあたっているケースは多々あります。

船で出すのか、飛行機で出すのか。代理店や販売店を使うのか、単独で売るのか。「展示会」など、情報収集の場はあるか。といったことが例に基づいて解説されます。

申込み方法 – 通常の有料レッスンとは「入口」が違います

ジェトロ無料講座

有料のレッスン(コース)と無料のコースは入り口が違うので、ここだけ、気を付けてください。

氏名や連絡先、メールアドレス、会社名(個人でも受講できます)などをインプットすると、メールで「最終確認」が入りますから、メールのリンク先をクリックすれば完了です。

ジェトロ2

この画面が出たら成功。赤いボタンを押して、受講してみましょう。

輸出するのは、「モノ」だけじゃない

今の時代、サービス業も「サービスの仕組みそのもの」を輸出してビジネスにつなげている事例があります。

たとえば、マンションを販売する「あなぶき興産株式会社」は、グループ会社の「穴吹ハウジングサービス」を通じて、マンション管理のノウハウを海外に輸出しています。

「ホーチミンでは年間約4万世帯の住宅が供給されているが、マンション管理においては管理サービス、法整備が不十分であると感じており、日本でも過去には十分な管理サービスが提供されておらず居住者間トラブルやマンションのスラム化、建物の劣化に伴う事故等により資産価値を低下させていた」とのこと。

こんな場所で、日本式のマンション管理を展開すれば、地元の不動産会社からは大歓迎されるでしょう。

誰も「マンション管理」を気にしていなかったのですから、おそらく「敵なし」の強さだと思います。

ぼく自身、「この問題」と似たようなことを経験しています。

海外(と、ひとくくりにはできませんが、東南アジアの傾向として)の場合、日本よりも「最初のコスト(イニシャルコスト)」ばかりを気にして「維持管理のコスト」や「保管費用」などを軽視する傾向がある、と感じることがあります。

しかし、一度購入したもの(特に不動産や自動車などの高額商品)の品質、価格が管理のまずさで下落していくのは、その国の生活レベルや物価が安定してくれば、徐々に気になってくるはず。

そういう意味で、日本企業は海外のお客様に「価値(ベネフィット、利便性)」をまだまだ届けられるのではないかと、期待しています。

まとめ:穴吹ハウジングサービスとベトナムの「マンション管理」

いかがでしょうか。

前半はジェトロの無料講座、後半は「サービス業の輸出」の事例を一つ、ご紹介しました。

最近、増えている「日本って、すごい」というテレビ番組、実はあまり好きではありません。

何となく、「過去の栄光」について、海外の人に無理に言わせている雰囲気が感じられるからです。

一方、先ほどのマンション管理の事例もそうですが、「地方の一企業」が「海外のお客様に認めてもらう」ために「仕組み」を輸出している。

正直、大変だと思うんです。東京や大阪の大企業とは、使える「ひと・もの・かね」が違いますから。

しかし、こうした「仕組み」を現地の若者に学んでもらうことこそ、日本の新しい時代を切り開くのではないか、と期待しています。

時間がかかりますが、時間がかかる分だけ、「現地の若者」と一緒に成長できますからね。

管理人の自己紹介
この記事を書いた人
Tohma Kandaka

神高 十真(かんだか とおま)
1974年9月生まれ
地方企業(メーカー)の海外営業職
貿易実務、英語などを一緒に学ぶビジタブル|busitable の中の人
通関士試験合格(3科目)、英検1級、TOEIC 900点-(計測中)、日商簿記2級、知財技能士2級など

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