こんにちは。
とあるメーカーで20年超、貿易実務に関わっている神高(かんだか)です。
高齢者の学びなおし(re-skilling)、課題ですよね。
ぼく自身、50代に入り、役職定年、定年退職前後の戦略について考えることが増えました。
自身を高齢者と呼ぶには早いですが、もう「当事者」ではあります。
年齢を重ねてからの「学びなおし」「リスキリング」はどこから手を付けるべきか、おすすめの方法をご紹介します。
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いきなり副業やフリーランスのスクールに通うのは、まずいと思うんですよね。
その理由はまた後ほど、お話します。
高齢者の学びなおしは○○から|なぜリスキリングをスクールに頼ってしまうのか?
高齢者の学びなおしは、ずばり「メルカリ」からです。
もちろん、「ヤフオク(ヤフーオークション)」でも構いません。
とにかく、自宅にあるものを売却した経験が(ほとんど)ないなら、まずは「メルカリ」を経験、体験してみるのがおすすめ。
理由は三つあります。
金銭を受け取ることによる気持ちの動き、変化を実感できるから|理由①
金銭を受け取ることによる気持ちの動き、変化を実感できるから。
これが最初の理由です。
会社員や公務員など、組織に属した働き方をしていると、なぜか「お金を受け取ることへの罪悪感」が消えていない人が多い。
かくいうぼくも、似たようなものです。
たとえば、メーカーの営業職として、1000万円受け取ろうが、1億円を請求しようが、気後れすることはありません。
一方、使わなくなった自分のスマホを5000円で売却することでさえ、なぜか購入希望者に「こんな値段で買ってもらって、申し訳ないな」という感情が生まれてしまう。
場合によっては、「最初から3000円にしておくか」と迷う。
はたまた、メルカリアプリで購入希望者から値引き要請のメッセージが入ったら、断りにくい。
なぜなんでしょうね。
おそらく、ですが、これは学校教育の結果だと思います。
金儲けは悪いこと、汚いこと、とどこかで刷り込まれている。
しかし、定年後、フリーランスとして自分で大なり小なり事業を行うことになれば、そんな罪悪感は邪魔でしかありません。
仕事の対価は、堂々と直接、受け取って構わない。
その耐性を付けるために、メルカリやヤフオクを使って家にあるもの(家財)を売却する経験はプラスになります。
ここで少し、副業やフリーランスを始める前のスクールや教材、資格取得について。
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ちょっと、意地の悪い見方かも知れないのですが……
老後のセカンドキャリアに向けて悩む人が、いきなり「スクール」「資格」に頼る心の中には、この「お金を受け取ることへの罪悪感」が巣くっているのではないかと睨(にら)んでいます。
もしかして、スクールで知識を得れば、あるいは資格を得て先生と呼ばれる立場になれば、報酬を受け取ることへの罪悪感が消えるのではないか、と期待しているんじゃないか。
しかし、スクール側はその心の弱さにつけこんできます。
もちろん、まともなスクールや学校はあるはずですが、副業や独立を目指す中高年を狙った詐欺的な(いや、実際に詐欺もあります)セミナーや勉強会、スクールがあることを知っておくべきです。
もちろん、SNS (エックスや Facebook、Google の動画広告も含めて)も含めて、です。
せっかく自分がお客さんの役に立ち、その成果としての報酬を得ようとしているのに、先にこちらがスクールの「お客さん」になってはいけません。
「お金を得ることの罪悪感」を実体験、克服したいなら、実際に簡単な売買を体験して、勝手に学べばよいのです。
数千円でも、自分でメルカリを試してみれば、お金を受け取ることの「心の機微」を体感できます。

どうすれば魅力的に見えるか、写真、文章、値付け、すべての基礎につながるから|理由②
どうすれば魅力的に見えるか、写真、文章、値付け、すべての基礎につながるから。
これが二つ目の理由です。
メルカリはスマートフォンが広まってから始まったサービスだけあって、スマホ一つですべてが完結します。
たとえば、本、CD、ゲームソフトなどであれば、バーコードを読み込むだけで商品の詳細を自動的にアプリの中に書き込んでくれる。
あとは写真を数枚、撮影して、独自の商品説明を入れて、売却したい金額を決めたら出品完了。
魅力的なアイテムであれば、数分で買手が現れ、コンビニから匿名で発送すれば出品者側のタスクは終わります。
数日後、商品が届いたら、応札した方の支払いが終わり、メルペイ(ペイペイと同等の支払いアプリ)の残高が増える。
ただ、この一連の流れには「写真」「文章」「値付け(価格設定)」のすべてが含まれています。
ぼくも長らく営業職をやっているものの、会社員として製品を見積、販売する時には、意外とこれらの要素に無頓着です。(まさかのカミングアウトですが……)
というのも、会社員として営業をする場合、製品、商品自体に訴求力がある上に、そもそもメーカーの顧客は、「その商品が欲しくて見積を依頼してきている方々」だからです。
いわゆる to B と to C の違い、感情よりも理屈、短期よりも長期のメリット、といった具合。
でも、メルカリやヤフオクで自分の持ち物を販売すると、いきなり to C のマーケティングを実体験できます。
しかも、今どきのインターネットを使った販売の現場を気軽に。
これは、相当に貴重な学習の場になりえます。
たとえば……
購入者は「この出品者はなぜ売却するんだろう?」と疑問を持っているので、なぜ手放すかとともに入手した経緯まで説明すれば、売れやすくなる。
そんなことも、実体験から学べます。
少額ながらもお金を受け取る、本物のビジネスですから。
メルペイでの支払いで、日々の生活が確実に楽になるから|理由③
メルペイでの支払いで、日々の生活が確実に楽になるから。
これが三つ目の理由です。
突然ですが、ソフトバンクのペイペイ(PayPay)は使っていますか?
実は、まったく同じ仕組みを「メルカリ」アプリは内蔵しています。
その名も「メルペイ」。
そして、ポイント残高は、クレジットカードでチャージすることもできますが、自分の持ち物を売却することでも溜まっていきます。
たとえば、ぼくは9200円で中古スマホを売却した経験があります。
その時の明細がこちら。
- 商品代金: 9200円(販売金額)
- 販売手数料: 920円(メルカリの取り分)
- 配送料 : 750円(コンビニのレジ払いはなし)
- 販売利益: 7530円(入金される金額)
つまり、この取引の完了後、購入者に受け取り確認をいただいてすぐ、メルペイに7530円(ポイント)がチャージされました。
この7530円は、日常の多くのちょっとした買い物で使えます。
現在、ほぼすべてのコンビニ、多くのスーパーや小売店でメルペイ払いに対応していますからね。

売却せずに家に眠らせていた中古のスマホが、7530円分のポイントに化けたわけです。
自宅にあるものはいつでも売却できるぞ、と自信がつけば、かなり気持ちは楽になります。
メルカリアプリへのリンクを紹介しておきます。

Apple iPhone, iPad: https://apps.apple.com/jp/app/id667861049
Google Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kouzoh.mercari
高齢者の学びなおしは「メルカリ」から|メルカリの紹介コードも

ここまでの内容をまとめておきます。
メルカリは最初からスマホで使うことを前提に開発されたので、本やゲームソフトなど、比較的、小さいものの売却に向いています。
一方、パソコン時代から使われてきた「ヤフオク」は液晶テレビなどの大型家電でも使いやすい。
実際、ぼくも歴代の液晶テレビはヤフオク(家財宅配便)で売却してきました。
リサイクル料金で数千円かかると考えれば、活用してもらえる人に差し上げるくらいの価格(運賃+α)でも実利は小さくないといえるでしょう。
もちろん、メルカリはユーザーが多いだけに、買手は見つかりやすい。
たとえば、
- 古い漫画雑誌(週刊少年ジャンプなど。有名漫画の連載開始号は特に高額)
- 開けることなく仕舞っていた子供服(ミキハウス他、お祝いの品など)
- 上顧客向けのノベルティ(契約の記念にもらった外車のミニカーなど)
- 結婚式の引き出物で食器棚の奥に仕舞っていたグラスやティーカップのセット

などなど、見せ方次第で数千円~数万円になるものは挙げていけばキリがありません。
会社員時代と同様、「お金をもらいながら、体験の中で学ぶ」のが得策だと思いますよ。
そうそう、もしこの記事をきっかけに「メルカリ」を始めてみようと思ったけれど、身近に紹介者が居ないな、という方は、遠慮なく、ぼくの招待コードを使ってください。
メルカリの紹介コード:QDQAPU(キューディーキューエーピーユー)
紹介者もあなたも、それぞれ 500円分のポイントがもらえます。
なお、これを使ったからといって、お互いの情報は何もバレません。
アプリのお知らせに、以下のようなメッセージが届くだけですので、ご安心を。

メルカリで販売した履歴が知られるようなら、ぼくも気恥ずかしくでできないですからね(笑)。
大丈夫です、心配は要りません。



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