国際商業会議所の日本委員会より、「インコタームズ(R)2020( INCOTERMS 2020)」英和対訳版の刊行がアナウンスされました。
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「お待たせいたしました!」と公式サイトより
ウェブサイトから購入できますから、必要な人はこちらからどうぞ。
11月8日のプレスリリースです。
インコタームズ2020(INCOTERMS 2020)英和対訳版の価格
ICC日本委員会会員:4,840円、非会員:6,600円 (税込・送料別)となってます。
個人で買うには、ちょっと悩ましい価格帯ですよね。
電子書籍の英語版を個人的に買ったので、対訳版を会社が買ってくれないなら、しばらくは英語版を使おうかと考えています。
把握している今回の大きい変更は「 DPU の新設」と「 DAT の廃止」でして、特に DPU にどのような日本語訳を充てたのか、どのような使い方を想定しているのかが気になります。
インコタームズ2020(INCOTERMS 2020)のセミナー開催
2019年11月28日(木)に「インコタームズ(R)2020セミナー」開催の案内も同時になされています。
初回ですし、おそらく東京でしょうね。場所、時期ともに行けそうにないのは残念です……。
まあ、いずれ大阪など関西地区でも開催されると思いますし、JETRO などでの解説も充実してくることが期待されます。
また、ICC の本体がアプリを出す、とアナウンスしていますから、従来のインコタームズを理解しておれば、それほど慌てる必要はないのだろう、と予想しています。
英語版の見出しをまとめたエクセルを作成しています
すぐに購入するほどでもないかな、という方向けに、インコタームズ2000年版、2010年版、2020年版の英語見出し(3文字と省略前の名称)を比較した表をエクセルで作成しています。
消えたもの、新設されたものを一覧表にしています。
マイクロソフトのクラウドサービスを利用しているので長いアドレスになっていますが、怪しいリンクではありません。
sharepoint.com の中に共有用のファイルを置いています。ご自由にどうぞ。
まとめ:インコタームズ2020のまとめはこちら
今回の内容をシンプルにおさらいしておきましょう。
- インコタームズ2020(INCOTERMS 2020)英和対訳版の価格
- インコタームズ2020(INCOTERMS 2020)のセミナー開催
- 英語版の見出しをまとめたエクセルを作成しています
- まとめ:インコタームズ2020のまとめはこちら
10年おきに大きな見直しがあるインコタームズ、今回も本質的には変わっていないものの、「コンテナ船輸送で、そろそろ FCA や CIP が広く使われてもいいんじゃない?」という意気込みが伝わってきます。
電子書籍でも、FOB や CIF の開設を FCA や CIP よりも後ろのページにしていますからね。
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英語版では、INCOTERMS 11個の章立て解説は、EXW から始まって CIF で終わります。
あらためて、インコタームズは良くできた仕組みだな、と感じるとともに、FOB と CIF の知名度は群を抜いているな、と実感します。
ビジタブルでは、インコタームズ2020のまとめをこちらで記事にしています。
購入した英語版の電子書籍や過去の INCOTERMS での経験などをもとに解説しています。
興味のある方は、あわせてどうぞ。